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猫の心拍数。

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胸に溢れる色を吐き出す場所。
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#音楽

感性の花を軽蔑した

感性を刺激されるとは、 これだ。 僕の。 僕の心臓にはある。 花がある。 鮮やか…

H I N A
5年前
5

限界の世界の色彩。

いつまでも目を瞑っていたい。 掌で覆った瞼の裏側。 目が見えなくなってしまえばいい、 …

H I N A
5年前
3

消される魔法使いが今朝の香り

「はたして、 人が亡くなった後に残るのは 姿か、 それとも声、か」 僕はベランダ…

H I N A
5年前
6

生き別れの心

「君は、偶に心が 汚くなるね。」 底なし沼に足を取られた。 僕の貴女への愛が、 ガラガ…

H I N A
5年前
5

夢の続きと寂しさの雨音

この世では成功者した表現者だけが唯、自分の全身を魅せることができる。 成功した表現者と…

H I N A
6年前
1

猛毒の味、君を喰うように。

毒を飲んでしまった。 一生涯もがき苦しむ毒だった。 どんなに苦しい痛みが僕を襲っても、…

H I N A
6年前
1

夜と寄ると拠る

生きているのが怖くなる夜がやって来た。 夜は僕を そっと僕を、ドアの向こうへと連出す。 靴を履いて ドアを開けた。 眠った街角 オバケに見える。 少年みたいで少女みたい、 純で粋で無で垢な白。 何時だって世間から弾かれている。 僕は何時だって 世間から弾かれている。 誰かを責めないと生きてはいけない、 弱い自分に酔った人間が生きる活きるそんな世間を、 僕は何時までも大嫌い。 みんなみんな子どものような大人のくせに 変だ変だって子どものよ