兵庫県知事選④ 泥試合とSNS
こんにちは。
TVでは報じられていない様ですが、ネット上では加熱している11月17日投開票の兵庫県知事選。
兵庫県民としてソワソワしながら過ごしています。
基本的な内容については、こちらに記してます。
候補者は斎藤前知事、稲村候補、N党・立花候補を含む7名。
神戸新聞では候補者紹介の欄に、N党・立花候補と無所属・木島候補が省かれるという偏向報道も。
現在、事実上、斎藤前知事と稲村候補の一騎打ち状態。
直近の情勢では、稲村候補が少しリード、斎藤前知事が猛追とのことで、熾烈な争いは両陣営の支持者間にまで派生している。
選挙妨害の様子を映した動画が複数出回り、先の衆院選で有田芳生史側につき、萩生田氏の選挙妨害をしていたと言われる「しばき隊」をはじめ、県外からの複数の「活動家」による選挙妨害が起こっている。
また、斎藤前知事の街宣で、支持者を故意に煽ってトラブルを起こし、それを動画に収め、拡散されるというような事まで起こった。
特にX上では、斎藤派、稲村派が二手に分かれて戦っている。
両者それぞれの応援を表明する議員も散見される。
どうしても気になるのは、稲村候補を応援する議員の発言が「人を死に追いやった」や「死の責任」等、現在、認定されている根拠は無いにも関わらず、斎藤前知事を貶めるものが多い。
公人でありながら、まるで匿名かのような発信をしてしまっている議員も複数おり、SNSの恐ろしさを凝縮した様な選挙模様だ。
昨今の選挙といえば、都知事選の石丸氏の例が記憶に新しいが、SNS戦略が注目されており、SNSに書き込む「バイト」もあると言われている。
にわかに信じがたかったが、稲村氏を応援する丸尾氏がバイトに語りかける趣旨の発言をポストしており、両陣営に「バイト」がいる可能性は否定できない。
支持者間では、お互いの弱点をつく様な泥試合が繰り広げられている。
斎藤前知事へは、
パワハラ、おねだり、知事の資質、維新、統一教会というワードでの批判が非常に多い。しかしながら、統一教会に関しては公式が斎藤前知事への支援を否定。それ以外も、明確な根拠に基づくものは少ない。数ヶ月前のメディアの偏向報道記事の引用も多い。
一方で、稲村氏へは、
みどりの党、外国人参政権、市長時代退職金5倍、個人情報USB紛失、幼稚園半数廃止というワードでの批判が多い。
「ご質問が多い」という理由で、みどりの党に関して「一旦、離れて活動している。無所属である。」外国人参政権に関しては「多文化共生と外国人参政権は別。外国人参政権の推進は考えていない。」旨を、公式に発言した。
いずれにせよ、Xは文字数の限られた言論空間なので、両者互いにパンチラインで殴り合っている様子が見える。
熱心な支持者たちを見ていると、
ネットvs大手メディアという構図と共に、
右派vs左派という構図も浮かび上がってくる。
強烈な発信を残しているアカウントを見ると、その思想的バックグラウンドを確認できる。
稲村候補の「みどりの党」や「外国人参政権」がピックアップされてしまった為に左派vs右派の争いになっている面は大いにあるが、それ以外にも右派と左派で「パワハラ」への精神的許容度(拒否反応)にかなり傾向的な違いがあるようだ。
いずれにせよ、民主主義やメディアのあり方が問われる今回の選挙。真剣勝負ではあるが、選挙妨害や誹謗中傷など、行き過ぎることのないように願っている。
それにしても、すごいタイミングで(財務省が出した?ともっぱら言われる)出た玉木雄一郎氏のスキャンダル。
理由はわからないが、
斎藤支持には「仕事をしてくれたら、不倫なんてどうでもいい」派が多数で、
稲村支持には「不倫をしてる人に国を任せられない」派が多数である。
「パワハラ」に対する精神的許容度と「不倫」に対するそれにも相関があるのかもしれないと思った。(余談)