語尾を「ぽか」にすることによって起こる変化
皆さんも理不尽な罰ゲームで語尾を「ぽか」にさせられた経験が一度はあるかと思いますぽかが、この「ぽか」という語尾を用いた生活にはどのような変化があるのでしょうぽかか。
今回は、話し方や振る舞い、そして性格に着目して1日を通じて感じた変化と、その理由についての考察を含めて文章を書くぽか。
話し方の変化
会話の質の低下
まず一番感じた変化が、会話の質の低下ぽか。
省エネ的で、脳のリソースを節約した会話が顕著になり、会話全体が軽量化されたように感じられたぽか。
とはいえ、会話自体に滞りが生じた訳ではないので、脳のコンディション的な問題は無かったと考えられるぽか。
では、いったいなぜ、「ぽか」という語尾を伴うことで会話の質だけが低下するのだろうぽか。
会話の質が低下するということは、頭の回転が遅くなっているのではないかと仮説を立てたぽか。
そこで頭の回転が早い人の特徴を調べると、
・理解力が高い
・まとめようとする
・マルチタスクが得意
などの要素が見られたぽか。
これらの要素に注目して「ぽか」がある生活とない生活を比較し、その違いをまとめてみると、いくつか原因と考えられるものが見つかったぽか。
その中でも考えられる最も大きい原因は、マルチタスクの常時稼働ぽか。
例えば脳にタスクを抱えられるスロットが3つあるとするぽか。
すると「ぽか」のある生活ではその3つの内の1つが常に「ぽか」によって稼働していることになるぽか。
そのため単純にマルチタスク力が弱くなり、会話の間に思考を巡らせる機会が遮られることによって会話の質が下がるのではと考えられるぽか。
他の原因に関しても、上記のものに起因して併発するものと考えられるぽか。
マルチタスクの制限によって脳のリソースが低下し、理解力が低下、まとめる力も低下することで、明らかに会話の質は低下するぽか。これを原因とするのが最も自然だぽか。
「ぽか」忘れも同様
また、頻発する「ぽか」忘れも同様の理由から説明できるぽか。
そもそも「ぽか」忘れを指摘されて初めて「ぽか」の存在を思い出すということから分かりきってはいるぽかが、
突然の会話の開始などによって、脳内のタスクを管理するスロットが全て埋まった状態の時、新しい情報を処理することは不可能ぽか。
つまり、「ぽか」を管理するスロットを起動することができないぽか。
そのため、「ぽか」という存在を忘れて「ぽか」忘れが発生すると考えられるぽか。
「ぽか」によるその他の弊害
また、共に被害を被る被験者から、検索欄にも「ぽか」と書いてしまったと報告を受けたぽか。
これは実に興味深い現象で、「ぽか」によって起こる変化が会話のみならずテキストにも反映されることを実証したぽか。
多少の個体差はあれ、基本的には「ぽか」を管理するスロットは会話以外の場面においても常時稼働しているという貴重な知見が得られたぽか。
24時間常に「ぽか」による弊害が発生しているというのは見逃せないデメリットであるぽか。
以上のことから分かる通り、語尾を「ぽか」にすることには基本的にデメリットしかないぽか。
しかし、このままでは「ぽか」が意味のない行為だということになってしまうぽか。
では、語尾を「ぽか」にすることで得られるメリットはあるのだろうぽか?
性格の変化
「ぽか」生活によって感じた変化の中でもメリットと感じられるものがあったぽか。
それが、「ぽか」によって会話が矯正されることで性格に変化が起きることぽか。
マスコットキャラのようにおおらかに
今回の経験を通じて「ぽか」という語尾は一種のキャラ付けのように感じられ、自分に「ぽか」というキャラクターが憑依しているような感覚に陥ったぽか。
そこでこの現象について調べると、
ハーバード大学のエイミー・カディ教授が
「自信があるように話せば、自信が生まれる」と明言しており、会話が性格を変化させる効果は心理学的に保証されていることがわかったぽか。
常にぽかぽか言っていることによって、まともな会話ができなくなるデメリットと引き換えに、性格の変化を実感したぽか。具体的には、
・怒りが存在しない
・全てを受け入れられる
・万物に愛を感じる
・幸せ
というような性格の変化を観測したぽか。
これは数少ないメリットと言っても良いではないだろうぽか。
ところで
ところで、これらの
「会話の質が低下する」
「引き換えに性格がちょっと改善する・幸せ」
といった効果を得られるものに心当たりはないだろうぽか。
そう、違法薬物だぽか。
いわゆるキメられるものの多くは、一時的に幸せになれることと引き換えに会話の質を低下させるぽか。
つまり、これらの代替案として「ぽか」を提唱できるのではないだろうぽか。
「ぽか」で変わる世界
「ぽか」で得られる効果の多くが違法薬物と共通することから、悩める人々のリハビリに「ぽか」を提唱することは有効であると考えられるぽか。
そして、何より「ぽか」には中毒性がないのであるぽか。
更生施設で「ぽか」を導入することから始めて、やがては世界中の人々がぽかぽか言う未来もあるのではないだろうかぽか。
ぽかー。
いや、あまりにも非現実だぽか。
どうやら「ぽか」生活によって常識も失われるようだぽか。