まさかね。
結果がきた。
おそらく電話だったと思う。
「採用です。○○小学校での勤務をお願いします。」
のような感じだったと思う。
しかも○○小学校は自分の母校であり、
教育実習でお世話にもなった学校であった。
母校ゆえに家からも近い。
まぁ完全に落ちたと思っていたのに採用されてさらには家の近くの母校で教育実習でもお世話になった小学校に勤務することになるとは思わなかった。
どうやら採用は市内で3校あったようで、
たまたまではなく、
おそらくは自分の経歴を見てその小学校に勤務することにしたのだろうと思う。
母校(といっても転校してきたため子供時代通ったのは1年だけ)であり、
一昨年の教育実習でお世話になった学校なので、
知っている先生もだいぶ残っている学校だった。
まぁ、近いし、学校の中も知っているし、知っている先生も多くいるし、ということで、これ以上ないくらいの好条件で採用されたことになる。
しかし、
階を間違え、遅刻をし、数分の面接のみだったのなぜ採用されたのか。
当時はわからなかったが、
おそらくだが、
母校であり、教育実習先であり、その学校に慣れていると思われたのかもしれない。
また、何か大きな力が働いたのかもしれないが…
そういうわけで卒業後ある程度ニートとして過ごそうと思っていた思惑はこれにて終了となった。
学校で働くわけだから、
それなりに準備が必要となる。
ジャージ、上履き、筆記用具など。
3学期の修了式までの契約なので、
丸1年間は補助員としての仕事が待っている。
しかし、あれだけいた年上の方々を押し除けて自分が採用とは。
しかもこんなにすぐに仕事が決まるとは…と思っているうちに出勤日になる。
さて、うまくやっていけるのだろうかと思いつつ、
出勤日当日を迎えることとなる。
出勤は入学式の日からだった。
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