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#1 道なき道を行く(近況報告)
まずは最初に感謝の言葉を。今、私が、今の私でいられるのは、周りの人たちのおかげです。私の今までのどの瞬間を切り取っても、そこには沢山の愛をくれて助けてくれて救ってくれて守ってくれる人たちがいました。困っている時に助けてくれた人。泣いてる時に電話してくれた人。帰ったらいつもすごーく喜んでくれる家族。どんな時も変わらず私をみて大切にしてくれる友だち。本気になって私のことを考えてくれる人たち。本音で話してくれる人。いろんなことを教えてくれる人。気にしてくれる人。見守ってくれる人。ここには書ききれないほど、もっと、もっと、たくさん。何があっても前に進めているのは他でもない、周りの人たちのおかげです。本当にありがとうございます!
近況報告 その1
5月にハーバード大を卒業しました!「るなさがもう卒業なんて」って色んな先輩方に言われるくらい、入った頃は本当に何にも分からず、大丈夫か!って感じだったのだと思います。
初めての海外生活、初めて1日中英語を話して、チームメイトは自分以外アメリカ人かカナダ人、学校も生活スタイルもいきなりアメリカのものになり、何が常識なのかすら分からず、笑。日本での生活以外何も知らないまま、どんな心構えをしていいかも分からなかったので、入った瞬間すべてのカルチャーショックがドーンときた様な感じでした。5年間で本当にたくさんのことがあって、その間の苦しい大変は言葉にしようとしても、簡単にまとめようとすると本質が言葉のすき間からこぼれ落ちてきそうだし、それを書き起こすのには覚悟がいるので、今は割愛しますが、それらも含めて、本当に本当に、特別な5年間だったと思います。
生まれ育った場所もバックグラウンドも違うチームメイトと心の深いところで通じ合えるような関係を築くことができ、そこでしか得られない特別な瞬間を体験し、自分が今までとは全然違う立場になったことで自分が人に対してどうありたいか・どんな人でありたいかという部分で大きく影響を受け、簡単じゃないし必ずしもキラキラした成功ばかりではないからこそ、すごく特別で価値のある大学生活だったと思います。そして、アイスホッケーが好きだな、とすごく、すごく、感じました。どんな時もハーバードでホッケーができることが本当に幸せでした。いつも無条件で私を信じてくれた人、応援してくれた人、私を私として見てくれた人、支えてくれた人、たくさんの人のお陰でできた卒業です。ハーバード大学が第二の故郷と感じさせてくれて、ありがとうございます!
近況報告 その2
と、卒業に喜びつつも、今年の5月末に卒業して、しばらくアメリカにいたあと日本に帰って来た時、私は次の所属先も就職先も何も決まっていませんでした。そして、ハーバードにいた5年間で成し遂げたこともある一方、上手くいかなかったこともたくさんあって、割とそれが自分にとってすごく大きいことに感じられて(いつか詳しく話すことがあるかもしれません)、誰にも何もいい報告が出来ない、堂々とできないと心のどこかで感じていた部分があったのだと思います。最後の1年間、濃すぎる毎日に、当たりどころ構わず体当たりし続けた分、一旦リセットできるような休みも必要だなと感じていました。リフレッシュしようと1人で旅してみたり、特に何もしないで夕方に散歩したり、今までにはないような時間の使い方をさせてもらいました。
同時に、これは何か自分にとっても大切な時期でここから得られるものは沢山あると感じていたから、たくさん本を読んで、1日に何回も瞑想しました。この時間と経験から何かを掴もうと必死でした。
自分の1年間を振り返ったり、いろんな人と話したり。そんな時に気づいたのは、自分が自分の全てを受け入れて認められていなかった、ということでした。一部の失敗や見た目に捉われて、せっかく他に成し遂げたことまで無かったことになっていたような。どんなことがあっても今ここまでなんとかやってこれている自分を受け入れて、自分の全てに誇りを持って、起こったこと全てに感謝して幸せを感じていいんだな、と思った時に、自分の中で次に進めていなかった何かが変わった気がします。高校の友達と花火をしたときに、みんな何一つ変わらず、私は私として接してくれて、その時に結果とか肩書きだけじゃなくて、通ってきた道とか経験が全部含まれている私、という人の中身にもっと自信を持っていいと教えられたような気がしました。
そして、そういう心構えになった瞬間、おそらく自分の行動だけではなく言葉や表情以外から伝わるような部分も変わったのかな、気がついたらその1週間後にはチームが決まりました。
と、いうことで、今シーズンはオーストリアの DEC Salzburg Eaglesというチームでプロアイスホッケー選手としてプレーすることに決まりました。今までとは違う、助っ人外国人という役割(助っ人外国人という響き!笑)で、チームでも色んな面での貢献が求められます。大好きなホッケーをできる幸せを噛み締めて、大好きなホッケーを最高に楽しんで、夢に向かって常に全力をかけて日々過ごしていきたいと思います。
私の道は前例がないことだらけだし、いわゆる王道は進んだことがないかもしれないけど、自分にとっては夢を叶える為に、必要な道で、偶然舞い降りたチャンスも必要だったからだと思っています。
必死な時はそこまで考えられなくてもがいてもがいて苦しんでということもあるけれど、それでも何も得られなかったし報われていない時思うこともあるかもしれないけど、
辛いしか考えられないその瞬間にもその先の私が感謝することがたくさん詰まってたし、この先もしそんなことがあってもきっとそうなんだろうなと思うと、救われるしありがたいな、と思います。
どんな自分でも、弱いところも強いところも、その自分の全てに誇りを持てる強さが今は最高にカッコよいと思うから、私もそうでありたいです。
と、いう近況報告でした!!
オーストリア、ヒア アイ カム!!!この選択を支えてくれて応援してくれる人たちに、本当に心から感謝します。皆さんの言葉と「行ってらっしゃい」に本当に支えられています。
それでは皆さん、今日も良い1日を!!!私は昨晩オーストリアに着きました。新しい国に入ると匂いや雰囲気や全てが違って、とてもワクワクします。
noteの感想やつっこみがあればぜひ教えてください。
月咲
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