音大卒業後の進路♪
この記事では、オーケストラのtuttiヴァイオリン奏者オーディションを受け始めてから団員になるまでの間どんなことをしていたかという話を読めるはずです。
私には小学生の頃からどうしてもプロオーケストラでヴァイオリンを弾きたいという夢があったので、音大卒業後オーケストラのオーディションを受け始めました。
(オーディションを受けるなら、やはり大学生の頃から着々と準備しておいた方が良いと思います。。)
オーケストラに入れるなら国内どこでも行き、募集中のオーディションは全部受けようという意気込みでのスタートでした。
オーケストラに入れなかった時のために、就活も視野に入れて大学の就活支援に相談に行ったり、SPIの勉強も同時進行していました。
そこで、やはりお金も必要ですのでアルバイトを始めることにします。
アルバイトを選ぶ条件として、、
⚫︎音楽活動に活かせるもの
⚫︎楽しそうなもの
⚫︎時給が良いもの
で選んだ結果、街コンの司会進行のバイトをすることになりました。
ソロコンサートではトークがつきものなので人前で話すスキルを身につけたい、
単純に楽しそう、
高時給という3つの条件に合致。
雇ってもらうためには面接が重要とのことで、早速バイトの面接対策。
就活の面接にも活かせそうだなと思い、
メンタリスト DaiGoさんの
『面接官の心を操れ! 無敵の就職心理戦略』
こちらの参考書を購入してみました。
これ、スラスラ読めて本当に面白いです。
この本のおかげでリラックスして面接に挑めまして、無事街コンのバイト始めることに。
さて、問題のオーケストラのオーディション。
内容は団によって少し異なりますが、受けてきたオーディションはこんな感じでした。
⚫︎モーツァルトのヴァイオリン協奏曲第3.4.5番の中からひとつ選び、その第1楽章とカデンツァ
⚫︎任意の協奏曲 一曲とそのカデンツァ(選択制)
(よく見かけたのは、ベートーヴェン、メンデルスゾーン、チャイコフスキー、シベリウス 、、あたり)
⚫︎※オーケストラスタディ(8〜10曲)
※オーケストラのパート楽譜
オーディションの流れとしては、
①書類審査
↓合格
②一次審査
↓合格
③二次審査
↓合格
④面接
↓合格
⑤試用期間
↓合格
⑥正団員。
書類審査を通過すると、一次審査の約2週間前にオーケストラスタディの譜面が10曲くらい送られてきます。
一次審査では
❶モーツァルトの協奏曲
❷オーケストラスタディ3曲くらい(当日指定)
ここでうまくいけば、
二次審査
❶モーツァルト協奏曲
❷任意の協奏曲
❸オーケストラスタディ(送られてきたもの全部)
を弾くことが多いと思います。
ここでもうまくいけば
面接。そして試用期間に入ります。
試用期間とは、約半年〜1年間その団の公演に出演し、団員や指揮者からオーケストラのメンバーとして相応しいかどうかをジャッジされる期間です。
ちなみにオーケストラスタディは、古典から現代まで幅広く出題されますが、必ず出るといっても良い程の定番ものはあると思います👍
オーディション当日までにやること。
もちろん個人の練習練習、、ですが、
ピアノ伴奏者を同伴しなければなりませんので、★ピアニストには早めに連絡しましょう!
(楽譜は綺麗に製本して送り、練習室を予約し、謝礼もちゃんとお渡ししましょう笑)
場合によっては、
★実技の先生にレッスンの申し込みもするべきだと思います。(こちらも早めに連絡して謝礼をお渡ししましょう笑)
オーディションを受け始めて何回も何回も(笑)落ちましたが、めげずに何度も立ち向かうことが大切なんだと思います!
弾く場所は、ステージだったり、広い練習場だったり、審査員の方と超近いってこともありますし様々ですが、、。
すこーしずつ慣れてくるものです。
いや、慣れてきたと言っても、毎回信じられないほど緊張します!!!笑
緊張とは一生の課題であり、上手に付き合う方法を日々模索していくものですものね。
話が逸れましたが、オーディションだけの練習ばかりするわけにもいかないので、実際にプロオーケストラの演奏会に足を運んでみたり、スコアを読んでみたり、自分がオーケストラに入ることを想像して勉強することって大事なのかなと思います。
緊張とプレッシャーに押しつぶされそうになることは沢山ありますが、素晴らしい作品、音楽、奏者に出会える喜びの方が大きいです。
オーディション。落ちるたびに自分は下手くそだとか負の気持ちが湧いてきて不安になるものですが、諦めずにコツコツと追求し少しずつでも磨きをかけていれば、どこかに必ずご縁がある、と信じてやるべき、、です!
そんなこんなで色々受け続けた結果、始めてから半年あたり経ったころ今のオーケストラに合格して、1年間の試用期間も通り、無事団員です。
音楽を楽しむ気持ちを忘れないようにしようと強く思って臨んだオーディションで、手応えがあったため印象に残っています。
つらつらと書いてみましたが、楽器を始めた頃の話しや音大受験のこと、レッスンのこと、浪人したことも今度書いてみますね♪
最後まで読んでいただきありがとうございました。