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【固定費削減しよう/医療保険編①】医療保険いらない。先進医療特約を使った人はがん患者の500人に一人

・医療保険は傷病手当に障害保険、高額医療制度があるから、入る必要はない。
・保険対象外となる「先進医療特約」は気になるが、がん患者のうち使用した人は500人にひとり。

こんばんは、ルナです。今日は医療保険はいるのかどうか、についてデータを
みていきたいと思います。

というのも、今までずっと体力と健康には自信があったのですが、去年の健康診断でEを発見。今までオールAだっただけに、かなりショック(涙)

これを機にしっかりとした保険になるよう見直すか〜と思ったのですが、ちょっと待ってください。最近医療保険はいらない、という見方が浸透しつつありますよね。本当にいらないのか、確認してみましょう。

まず、みんなが使える公的保険一覧がこちら

・【パターン1】:入院などで一時的に働けなくなった!
→傷病手当金がもらえる(月給の2/3を18ヶ月間)
・【パターン2】要介護状態で長期にわたり働けなくなった!
→障害年金がもらえる(約15万/月を一生)
・【パターン3】医療費をたくさん使った!
→高額療養費制度で返金される(約10万/月以上は返金される)

日本はいい国ですね。公的保険が手厚く、民間の保険に入っていなくても最低限の生活はできるよう保証されているのです。

高額療養費制度があるとはいえ、毎月10万を払い続けるのがずっと続くと大変だ!という意見もありますが、がん治療も長くても2ヶ月で終わるというデータもあります。医療関係者じゃないので、その後の再発はどうとかまではわかりませんが。

医療保険に入りましょう、と推進されているのは、上記の金額が不足だと感じる人向けです。たしかに、たとえば月々30万の生活費がいる、という人はもらえるお金が給料の2/3、もしくは15万/月では厳しい人もいるかもしれませんね。
もしくは、子沢山で自分が倒れたらもう一家共倒れ、なんて人は掛け捨ての保険だけでも入った方がよいという考え方もありそうです。

個人的には、最低限は保証されているので、いるかもわからないプラスαの保険はかける必要ないかな、と考えています。その保険に使うつもりだったお金を、ジムのお金にした方が健康面でもよっぽど有効な使い方な気もしますね。

先進医療特約は民間保険しか入れないが、使っている人はほとんどいない

さて、本当にいいたいお話はここから。
公的保険では保証されず、民間保険でしか保証できないものはないのか、というと、答えは「あります」。先進医療特約です。

「先進医療特約」は保険対象外なので、先進医療を受けたい人は実費で費用を払う必要がでてきます。

わー、自分が余命いくばくもない大病にかかってしまったらどうしよう。そんなお金払えない。でも自分の命を諦めるなんてことしたくない。そう思うじゃないですか。最先端の医療を駆使して自分を治したい。当たり前のことです。

しかしこの「先進医療特約」、そんな自分の命の最後の要になりうる医療保険、という立ち位置ではないのです。

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こちらは28年の先進医療の実施数。

みなさん、このデータどうみます?意外と実施数少なくないですか?
それに一番多く実施されている前眼部なんとかは3600円で済みます。実費で問題ない範囲です。1000万以上かかっているものもありますが、年間で300件弱。ここを心配するよりジムに行け、タバコお酒をやめろ、という話なんですよね。

とはいえ高額(300万以上)かつ実施人数も多い陽子線治療と重量子線治療は見逃せません。調べてみてみましょう。

内容は書いているとおりです。
このふたつを使うのは、がんステージ1〜3の場合のみ。転移がみられるステージ4には抗がん剤、免疫療法、遺伝子療法になってくるので使えません。

つまり、
がん発見→初期→中期〜進行期→(手術やエックス線、陽子線治療と重量子線治療)→高期(抗がん剤、免疫療法、遺伝子療法)
真ん中のステージで使う治療法なんです。

あれ、先進医療って、もうどうにもならない時に最先端の医療を駆使して治療をすることじゃないの?「別の選択肢も選べます医療」に名前を変更してくれ!

すみません。あまりにも意外で悪口が出てしまったため、フォローしておくと、副作用も小さく、X線より害がなく、「夢の治療」と言われてるほどいい治療法のようなんです。高度の医療なのは本当です。

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何度も言いますが私は医療関係者でもないので、気になる方は自身で調べてみてください。が、データだけは見ていて損はないと思います。
陽子線治療と重量子線治療がいいか悪いか、そんなことはわかりませんが、がん患者の中でこのふたつを受けているのは500人に一人です。

そして、その医療を受けられる施設は限られています。

ここまで書いておきながら、正直痛みも少ない夢のような治療法と謳われているなら、私としては先進特約に入りたい気持ちはありますけどね(小声)。ただ先進医療特約だけつける、ということはできず、もれなく医療保険とセットであることがネックです。

まとめ

個人的には民間の医療保険、先進医療特約はいらないかなと思っています。
それよりそのお金をジムに当てる、もしくは投資運用していざというときに使う。こちらの方が効果的かなーと。

しかし、やっぱり医療保険の安心感は格別ですよね。月々の保険で公的保険以上のものが保証される、もしも他の治療法を選びたいと思った場合に選択肢が広がる、その安心感が得られるだけでも加入するメリットはあるとあると思うし、何に価値をおくかは人それぞれです。民間の医療保険は、こちらはこちらで安心感を買っているわけです。

今日はこれでおしまい。
おやすみなさい。ルナ

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