noteの街のセラピー犬。#230【司書編】心のまま選んだ本がこれだった。
8:00
2年生に読み聞かせをする本を探します。
デキる司書さんは、一週間分を選書して、慌てることがないと思います。
私は、クラスの子どもたちをイメージしながら選びます。
1年生の時に読んだ本は、読みません。
因みに、読んだ本は、7クラス×72回/年間=504冊になります。
8:10
さあ、決まりました!
1時間目に来室しますから、それまで下読みして待っていましょう。
一心に選んだ本はこちらです。
『じごくのそうべえ』たじまゆきひこ 作 童心社
学校司書は、月曜日から今日の金曜日まで、2校分の仕事をしました。
…したように思います。
【司書の一週間】
予約日に来室するクラスへ貸出とよみきかせをしました。
加えて、下の作業を行いました。
①学級文庫を各クラスへ貸出入力して、図書リストを作成。36クラス×40冊です。
②3学年より「慣用句」についての本を38冊希望と依頼があり、選書と本を集める作業。
③4年生のクラスへ出張読み聞かせ。
⑤7月に届いた本を受入する。
時間外勤務が、朝の1時間と夕方の1時間です。
合計で8時間労働となりました。
あー、多忙な毎日だったなあ。
仕事が地獄のようだった……。
私の心の背景が「地獄」だったからか、『じごくのそうべえ』を選んだのかなあ。
「地獄」という言葉で選択したというのもゼロではありませんが、この絵本は、ユーモラスなストーリーです。
疲れているときには、思いっきり弾けて、大いに笑うのが一番。
これが心の特効薬です。
『じごくのそうべえ』こそ、今の自分に必要な一冊!
そういうこと?
そういうことなのでしょうね。
よみきかせタイム
関西弁は、難しかったのですが、我流で気持ちよく読ませて頂きました。
三途の川を渡って、えん魔大王のところへやってきますが、えん魔大王の気まぐれで、なんと全員が地獄行きになってしまったのです。
「そんな あほな。
なんで わしらだけ、じごくへいかんならんね。」
そこからはじまる、地獄での大騒動。
ふんにょう地獄に入れられ、人呑鬼(じんどんき)に飲み込まれ、針の山、熱湯の釜と次々にピンチがやってきますが、4人はまったくものともしません。
この4人とえん魔大王や鬼たちの掛け合いが最高におもろい。
この部分、読むときにはスピードが命です。
読んでいる最中も、もう、面白くて止まりません。
子どもたちも、大笑いです。
まとめ
「こんなに次から次へとやってくる仕事を一人で無理だよ。」と思いながらも全てを熟したみなさんへ
自分自身へのご褒美には、ぜひ『じごくのそうべえ』をおすすめします。
本日も記事を読んで頂き誠にありがとうございました。
【付記】
絵本の著作物を利用するにあたり検索した結果です。