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デリのリアル

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元風俗嬢が現役時代を思い出して綴るリアル。
デリヘルを始めてから辞めるまでの半年間に出会った色々な人たちのことを思い出して書きました。
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記事一覧

きゅーあんどえー。

いくつか、イベント会場でいただいたお問い合わせにつきまして。その場でも回答しましたが、ここにも記しておきます。

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去る者は追わず

平日の仕事で転職が決まった。年収アップ。そうすると、デリヘルを続ける理由はなくなる。面白い仕事ではあったけれど、体力戦な面もあるし、長く続けられる仕事ではないと思っていたので、私はお仕事を辞める決意をした。
その日の出勤を終えて、事務所に行った私は、売上金の精算をしている若いスタッフに、辞めたい旨を告げた。

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射精の重み。

男性における射精の重みみたいなものは、私の身体にその機能がない以上、体感として知ることは不可能だが。その一端を垣間見るようなエピソードもある。

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L.E.S.S.O.N.

デリヘルデビューの日のお話。プロフィールは事前にミカさん(女性面接官)と相談して作ってあった。その後、初出勤の日に、事務所を訪問する。私の入ったデリヘルのお店は、都内と千葉埼玉に複数の事務所を構えていた。その中で、自宅から一番近い事務所に所属することにして、そのビルを訪れた。ごく普通の雑居ビル。綺麗な事務所の綺麗なブースで、身分証の確認をされたりする。これが無いと出勤させられない。体験入店でも、身

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プロフィール大作戦。

カラオケボックスでの面接で採用が決まった私。そのまま、面接官の女性、ミカさんとプロフィールを作成することになった。お店のWEBサイトに公開するためだ。女の子のプロフィールページを見て、お客さまは指名をお決めになる。プロフィールは大切だ。ミカさんは元風俗嬢ということで、かなり具体的かつ有用なアドバイスをくれた。
年齢と身長は、知人バレを避けるために少しだけ低く設定した。三歳年下で三センチ低い身長にな

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「日本の風俗嬢」を読んで。

「日本の風俗嬢」(中村淳彦、新潮社)を読んだ。法制度や歴史、気になる報酬やシステムまで網羅した、日本の性産業の入門書だった。多くの関係者に取材しているし、そこから統計的にデータを出している。私の書いているものとは全く違う。私の書いているものは、私一人が体験しただけのこと。業界の何たるかを語るに相応しいとは言えないだろう。それでも、この追想の中に嘘は無く、これもまた、風俗という世界の一端ではあるのだ

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オプションじゃんけん。

イベントが始まります。というようなメールがお店から送られてきた。個人でイベント内容を考えてください、というので、何のことはない、丸投げである。最初、特に思いつくものも無く、集客も逼迫していなかった私は、「特になし」という返信をしたのだった。ナメ過ぎだ。
結局、イベント無しはダメだという話で、私は「私とのじゃんけんに勝ったらオプションプレイ1つ無料♪」という他愛ないゲームを設定した。

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ご意見番だったかもしれない。

デリヘルのお仕事が決まるまでに、いくつか風俗の面接を受けたことは以前書いた。オナクラやホテヘルの面接を受けていた。実はそれ以外にもう一つ、面接を受けたお仕事がある。

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もう少しで100点です。

アサノさんは、足が不自由で杖をついていた。70代くらいに見えた。口髭まで綺麗な白髪だった。調布のホテルで、私に折り畳み日傘と毛糸のパンツをプレゼントしてくれた。よく分からない組み合わせだ(笑)。

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期末の道路工事。

期末(3月・9月)や年末になると、いきなり道路工事が増える。ここは本当に工事しなきゃいけないの? と思うようなそこここが掘り返されて、埃っぽいしアスファルトの変な臭いするし煩いし通りにくいし。迷惑だなあと思うばかりだった。

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どんな風に話そうか。

「うぉっ! 良いぞ!」と野太い声で褒められる。40代後半だろうか、厳しそうな風貌のオノデラさんは、営業だ。空き時間ができたので、デリヘルを頼んだそうだ。そんな気軽に頼めるほど安くはない気がするのだけれど、よほど稼いでいらっしゃるのだろうか? マクドナルドやスターバックスのコーヒーで時間を潰すのとは二桁違うのにね。まあ、余計なお世話だが。私は呼んでくれた人に、料金分のサービスをきちんと提供するだけで

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暗闇の恐怖。

デリヘルのお仕事ではそんなに怖い目にも遭わなかったというようなことを繰り返し述べているが、じゃあ全く何も無かったかというとそうでもない。危険と隣り合わせの日々でもあった。

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妻の生理用品

私は自宅(客の自宅への派遣)をNGにしていたので、頻度としてはごくたまにだったが、待ち合わせ駅から車で移動することもあった。車での移動は10分を超えると、そこから料金が発生する仕組みになっている。郊外のホテルも悪くないが、やはりお店のシステム上得策ではないだろう。

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鶯谷のスタジアム。

このお仕事をしていなければなかなか出向かなかったであろう鶯谷。都内でも有数のホテル街で、線路沿いにずらっと並ぶラブホテルは圧巻である。駅前の薬局では謎の精力剤が色々売られていたりします。駅から歩いて行ける範囲に有名なパテイスリー(イナムラ・ショウゾウ)があるのだが、結局一度も行けずじまいだった。鶯谷は探すまでもなくホテルが乱立しているし、改札も一つだから待ち合わせも容易で、働きやすい土地だった。い

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