【体験談6】長いバトルを経てようやく星見へいった話☆

久しぶりの投稿です。
今日は、車の買い替えの時のお話をしたいと思います。

はじめて我が家が車をお迎えしたのは、私が免許をとった直後。
とあるブルーのコンパクトカー。車の車種名から「いっくん」と愛称をつけて乗らせてもらっていました。

当時、私と夫にはまだ子どもはなく、転勤で福岡へ移り暮らしていました。
特に車がなくても生活には不自由がない立地に住んではいたのですが、車があると近隣県へ行きやすく、九州ライフを満喫できるのでは・・・東京よりもゴミゴミしておらず、走りやすいのでは・・・という想いで、学生の若い子たちに交じって教習に通ったのです。

そして、免許を拝受しほどなく、冒頭の「いっくん」を購入。
ドキドキしながら夫と交代でハンドルをにぎり初めていった私の初ドライブは、天文台とお茶で有名な福岡県内の「星野村」という場所でした。そこで、星見をして、車中泊。今でも大切な想い出です。

そんな「いっくん」にお世話になってから10年近くがたち、いよいよ買い替えかなという時期に。時と違って、今は子どももおり、親も時々乗るかもしれないことを考え、3列シートの車にしようということに。

ところが、ここから、どんな車がいいかで、私と夫の長いバトルは始まってしまいました。夫と一致したのは、「3列シート」と「中古可」いうことだけで、ほかの意見があいません(;'∀')

私の希望は・・・
・コンパクトなもの（運転はそこまで得意ではない、小回りがきくほうがよい）
・スライドドア（子どもが小さいので、狭い駐車場などで便利そう）
・できればフルフラットになる　←　けど、思い描いてた車種にはなかった

夫の希望は・・・
・SUV
・カッコよさ（？）
・運転性能（小回り街乗りというより、長距離）

困ったことに、車という本体も維持費も高価なもの、あなたはSUV乗って、私はミニバンにしましょう！なんて２つ買えるものでもないし・・・。

ということで、お互い「こっちがいいでしょ！」と説得＆相手の意見を却下しようと必死に論戦が繰り広げられたのでした。

例えば・・・

「今だってスライドなしでやってるじゃん」
→「ドアの大きさ大きくなるじゃん」

「普段急に雨の日小児科連れていったり私じゃん。街乗りのこと考えたらSUVじゃなくても・・・」

ひどいときはカチンときて、「家族のこと考えてるの？！」なんて言いあいに発展してしまうことも・・・

本当は車検の時期に買い替える予定だったのですが、こんなんで、話が進まず、ついに車検は一度「いっくん」で通そうと提案。
そして、話すとケンカになるのがいやで、しばらくこの話題は寝かせられることに・・・

とはいえ、本音で言うと、この話し合いにならない状況をどうしたらいいものかと心の中では悩んでいて、アサーティブの研修で何度か相談したり、ロールプレイで練習していました。

そこで気づいたことがいくつかありました。

１つ目。時間を置いて冷静になろうと思ったこと。今回は車検を通そうといったのは、そういう意図で私のほうからでした。

２つ目。相手がどうしてその車がいいのかということをしっかり「聴く」ということ。

3つ目。私はなぜミニバンがいいかという理由について、感情を再度自問してみたこと。

4つ目。妥協や提案できることはあるか。

とにかく、ここを意識して話をしたり、車を見に行くことを心がけました。

２つ目の「聴く」という点でわかったこと。

・「ミニバンはフラフラするので運転しにくい」とのこと。実際にそうなのかなと試乗で夫希望のSUVと比較してみると、確かに軽自動車のように軽い感じがするなというのがわかりました。そして店員さんに話をきくと、軽量化している→ぶつかったときの安全性もつぶれやすいのかも・・・と思うように。
とにかく、違う意見はあっても否定せず一旦聴いて、店員さんにも、私はこう思っていて、彼はこう思っていると両方の立場を伝えてみたりしました。

3つ目の「感情・気持ち」を自問してわかったこと。なぜミニバンがいいかって自問したときにでてきたのは、やっぱり運転への苦手意識がありました。だから、車体が大きくなるSUVはどうしても抵抗感があるのではないかと。
「SUVは大きいから嫌だ」と単にいうのではなく、「私は運転が苦手だからコンパクトな方がぶつかりにくくて安心」とIメッセージで考えたり伝える意識をしました。

4つ目で実際に考えたこと、したこと。
・SUV風のコンパクトカーが新車で発売されたので、見に行ってみる。
　→なんと、装飾が少し変わっただけで、性能は全く変わってなかった(;'∀')

・試乗も短距離しかないので、レンタカーを借りて長距離を走ってみる？など。

・最後の方は、私にとってはかなりの妥協ですが、安全機能などでカバーするっていう選択肢もあるのかなあとぼんやりと思うように。

そして、こうやってお互い譲り切れないけれど、少しずつまた話をしたり試乗にいったりできるようになってきた頃のこと！！

とあるお店で他の選択肢がでてきたのです。

それは、すでに生産期間が短いうえに、生産自体も終了している車だったのですが、車幅が中間的でありながら後ろが長く３列シート、長距離向けの性能も確保、見た目もザ・家庭向けのミニバンでもなくカッコいい（？）、さらに私があきらめていた後ろ席フラットまでできる車が、たまたま行ったお店にあり紹介されたのです。

夫としては一応ミニバンのくくりですが、これならいいという反応。
私も、スライドドアこそないものの、これなら妥協できる！と。°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°

そして、その車種に絞って近隣でいけそうな範囲の車を見てまわり、今の車の購入までようやくたどり着いたのです。

この期間、1年半くらいあったと思います。
私はこの車の件・・・長くかかったけれど、アサーティブがきっかけで休戦できた（車検を見送った）。冷戦状態から少し動き出す手助けにもなった。
そう思っています。

怒りには時間を置くこともいい
相手のことも聴く・理解する
自分の感情や望んでいることはなにか
お互いを話し合う・妥協しあえることを探る・・・　

すんなりうまくはいかなかったけれど、色々模索しながら試した期間でした。

もしろん、最後には１つに決めないといけない。
運よく中間的な選択肢が出てきたことが一番の決め手要因ではありますが・・・。

そんなわけで、コロナ禍で他人との接触も少ないこともあり、
ようやく！！家族でいったドライブ先が、車中泊での☆星見☆だったということなのです。

先代の車での初ドライブも思い出しながら、子どもも一緒に、久しぶりにわくわくするお出かけ。流れ星も３つ見られるという、本当に素敵な夜でした☆ミ

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2020年10月31日（土）、2020年11月1日（日）

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こちらの記事
https://note.com/luna_assertive/n/ndc0b34a0fd19

及び

主催の　ハートランドアサーティブヒューマンセンター　HP
http://hlw.cside.com/ahc/cn3/taiken.html　　　　　　　です。


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