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【カナダで家庭菜園】きっかけは、「なんでも手作り」

なんでも手作りで、ガーデニングも盛んなカナダ。

日本にいる時は、家庭菜園やガーデニングは、正直ほとんどしたことがなく、あっても夏にアパートのベランダに植えていた、西日対策のアサガオくらい。

私は田舎出身で、せっかく農家に生まれたのに、小さいころから「野良仕事はイヤ」とすら思っていました。

でも、カナダに来たら「なんでも自分でやるのが当たり前」。
もちろん現地の方たちもスーパーで買い物しますが、育てられる野菜は自分で育てます。

便利な暮らしより、ちょっと不便でも手をかけた暮らし。
家もほとんど新築はせず、古い家を買って自分で修理して暮らします。

そんな現地の方たちを見て「自給自足っていいな」と思うようになりました。そして、生前の祖母や祖父に畑仕事の「いろは」を聞いておかなかったことを後悔しました。

特に私の住んでいるカナダ東部の田舎町は、天気などによって物流が左右されがちで、近所のスーパーではいつも安定して食材が得られるわけではありません。そもそも、しょっちゅう祝日などでスーパーが休みになります。

野菜は基本的に値段が高く、さらにはアジア人が少ない地域なので、日本の家庭料理によく使われるような野菜(小松菜、チンゲン菜、オクラなど)はそもそも置いていないことが多いのです。

きのこ類も高く、エノキが1パック10ドル(日本円で1000円以上)したときにはちょっと引きました。

長い冬がようやく終わりを迎え、カナダに来て2回目の春。
そんなこんなで、家庭菜園の「はじめの一歩」を踏み出すことにしました。
(次回へ続く)

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