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この夏のまとめ③〜引越し編〜

こんにちは、カナダ在住2年の馬場ルナです。
この夏のまとめ第三弾です。

季節はすっかり冬ですが、夏に経験したことが濃かったので記事にまとめています。
第一弾(夏季実習編)第二弾(転職編)も宜しければ併せてお読みください。

「引越ししたい」

カナダにもちゃんと(?)ご近所トラブルはあります。

もともと、ちょっと引越し癖のある私ですが、この夏には、引越ししたい切迫した事情がありました。

それは、住んでいたアパートの下の住人が子どもたちに「キレて」、どうにも住みにくくなったことです。

2階建でそれぞれの階に2室ずつ、合計4室の小さなアパート。
住宅事情が悪いカナダでは、去年の夏都市部から移り住むことになった私たちがその物件を借りられたのはかなりラッキーなことでした。

そしてその下の階の住人の方は、当初はニコニコと挨拶してくれていたのです。

ところが、長い冬が終わり、子どもたちが外で遊び回るようになると様子は一変。挨拶をしてくれなくなり、一日中カーテンを閉め切るように。

そして近所の子も含めて子ども達何人かで外を走り回っていたとき、事件は起きました。その方の車の横を子ども達が通ったときです。その車の警報がピーン、ピーン!!と大音量で鳴り響き、飛び出してきたその方は怒髪天をつく勢いで怒鳴りまくっていました。

それからはなるべく子ども達を外で遊ばせないようにし、壁の薄いアパートなので物音に非常に気を遣って神経をすり減らしました。

「まぁ、子どもが好きじゃない人なんだろうね…」
と夫と話しつつも、

「早くどこかに移りたい…」
と思っていました。

物件検索サイトやFacebookなどで情報を集め、友人にも戸建て賃貸があれば教えてくれるよう声をかけました。

戸建て賃貸、見つかる

田舎といえども住宅不足が叫ばれる中、なかなか引越し先は見つかりません。

引越ししたいと言い始めて約1ヶ月。
友人から朗報がもたらされました。

「まだ引越し先探してる?戸建てで、ちょうど条件に合いそうなんだけど」

一も二もなくお願いすると、

「知り合いが家を買ったんだけど、すぐには住まないから借りてくれる人を探してるんだって」

幸運とはこのこと。
築50年超の家ですが、カナダではまだ「若い」家。
古い家を改修しながら長く住み続けるのが北米流です。

すぐにオーナーさんに連絡を取り、数日のうちに契約がまとまりました。
日本でいうと3LDKに近い間取りで、同じ面積分の地下室までついているという好条件でした。

さて、待望の引越しです!

引っ越し業者っているの?

日本には、引っ越し業者さんがたくさんあって、選べますよね。そしてどの会社も質の高いサービスを低価格で提供しています。

カナダにも確かにそういった業者はあるそうです。
しかし、利用したことのある友人からは「絶対に使わない方がいい」
と言われました。
その友人は単身引越しで同じ市内の転居で利用しましたが、価格は10万円越え、サービスの質は低く、壊れてしまった家具もあったとのこと。

では多くの人はどうしているのかというと、「自分で」トラックを借りて自力で引っ越しをするんです。

"U-Haul" という有名なトラック貸出会社があり、日本のレンタカーのように、自宅近くの営業所で借りて新居近くの営業所で乗り捨てることができます。もちろん、荷物の梱包や家具の積み込みは自力でやります。

しかし、今回私たちの引越した距離はわずか500メートルと、徒歩圏内でしたので、友人に頼んで引っ越しを手伝ってもらうことにしました。

引越し当日

ありがたいことに複数の友人が手伝いを買ってでてくれ、数日に分けて午前、午後とそれぞれ別々な人に手伝いをお願いすることができました。

中には、「これ車のキーね。これで僕のヴァン(日本のミニバンのような車)を使っていいから!」とまで言ってくださる、ありがたいご近所さんも。

ピックアップトラックと呼ばれる、大きめの荷台のついた車を持っている家が多く、手伝ってくれる人たちはみんなそのような車で駆けつけて来てくれました。

友人がトラックの荷台に家具を詰めて運んでくれるところ。左の車はお借りしたヴァン。

大きい家具はトラックで。段ボールなどの荷物はヴァンで。

あれよあれよという間にアパートが片付き、新居へ。
日本から来てくれていた義両親にも手伝ってもらい、無事引越しを終えることができました。

現在

冬を迎えましたが、ペレットストーブで快適な気温の室内。とても築50年の家とは思えません。

新しいご近所さんにも恵まれ、騒音トラブルからも解放されて、とても幸せです。

ここまでお読みいただきありがとうございました!
またnote でお会いしましょう。

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