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介護される側もする側も

母は認知症と診断されてる。
認知症の進行は ゆるやかに進んでるといった感じだと思う。
私やウチの夫 孫の顔や名前はわかってる。
自分の名前も年齢も まだ言える。

でも 日常の事などは ほとんど忘れている。
この間は 午前中に病院に行った事を 午後には忘れていて
私が「貴女 注射打ってたから 腕に注射の跡があると思うから
袖まくってみ」と言うと 
母は袖をまくって四角い絆創膏をみて 
「あ ほんとだ」と言ってたのには(数時間前の出来事も忘れているんだ) と 私の方が驚いてしまった。
日に日に 昨日できた事が 今日はできなくなってたりして
私の気持ちの方が その事に対応できなかったりする。

まだ認知症と診断されてなかった頃 
私は よく「この事さっき言ったよね!」「なんで こんな事もできひんの」
と強い口調で怒鳴る事が多かった。
でも 認知症と診断されてからも まだこちらの方が受け入れられなくて
というか どういった対応したらいいのか わからなくて やはり怒鳴る事が多かった。
今思うと こういった時の対応とか教えてくれる人がいると 介護者も助かるのだが 私は この頃毎回 怒鳴った自分をよく責めていた。

多分 他人だったら 大目に見れるのだろう
これが 親となったら(しっかりしてほしい )(いや まだ できると思う)
と期待してしまうのだと思う。だから できない事にイライラしてしまい
怒鳴ってしまう。
この事は 介護される側もする側も 可哀そうだ。


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