【書籍 HOPE】はじまりのはじまり
いま自費出版本が最終段階に差し掛かり、翻訳担当の方と編集担当の方と三人四脚で詰めているところで、そろそろ今までの道のりを書き記しておこうかと。
しかし「オランの本が作りたい!」と思ったのは、いったいいつだっただろう?
漠然とした思いはオランプロジェクトを始めた頃からずっとあって、でもそれを実行に移そうと思い立ったのは2019年秋。
来年1月にオランと共にニューヨークを再び訪れようと決めた時だ。
スーツケースの半分以上を占めてしまうのに連れて行こうと思ったのは、初回から出品していた現地ギャラリーで開催中の、「世界あみぐるみ展」のテーマが今回は「絶滅危惧種」だったから。
オランを連れて行かないという選択肢はなかった。
最初考えていたのは、日本から来たオランがニューヨークの街や人と触れ合っている写真を、現地カメラマンに撮影してもらった「写真集」だった。
その案を数人の友人知人に聞いてもらい、意見を求めた。
「オランウータンのために売上げの一部を寄付する」ことも添えて。
ところがそのお返事のほとんどが「光恵さんの熱い思いは伝わるのだが…」となかなか厳しく、考え直すことが必要だと実感。
有難いことに、出版物として需要があるか?出版社のお知り合いに尋ねてくださった方もいた。
さぁ、どうしたものか。
(紙の本として出すこと自体を指摘してくれた方もいたが、こればっかりは私のこだわりだったので貫くことにした。)
そこで、本を作る理由をあらためて書き出す作業をしてみた。
●オランウータンが絶滅危惧種だということを知ってもらいたい
●なぜ絶滅しようとしているのか?したらどうなるのか?しないためにはどうしたらいいか?を伝えたい
●私達のオランプロジェクトの活動も知ってもらいたい
●編み物でできることもあるはず
これらをさらに煮詰めていった。
初め「ニューヨークへ行ったオランの写真集」という自己満足で独りよがりな内容だったものが、「編み物でちょっと地球にいいことを」へと変わっていった瞬間だった。
【書籍 HOPE】の記事、次からは「一部有料記事」とさせて頂きました。
頂戴したお金は、かなりの費用が掛かる「印刷代」に充てさせて頂きます。
投げ銭のイメージで、ぜひ出版の応援をして頂けると嬉しいです。
※出版後は、オランプロジェクトの活動費に有難く使わせて頂きます。
自費出版ならではの苦労話やこぼれ話、私のやってしまった失敗や、それをどう乗り越えたか?のお話、未公開写真など。
オープンではちょっと書きたくないな…ってことを、でもいつも応援くださっている方となら共有していたいな!って思う内容を、有料で公開することにしました。
ご理解ご協力の程、何卒よろしくお願い致します!