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NISHIWAKI
2017年6月28日 20:01
--- 6 雷撃訓練続き 工廠に入り、自身の艤装を出してもらった那珂たちはさっそく屋内の出撃用水路から発進していった。午前中と同様に那珂は的と訓練用の魚雷を詰め込んだボートを手にしての発進である。 午前中最後にある程度の魚雷を生成してもらっていたが、3人加わったのでそれでは足りないため、那珂は全員が装填できる分を新たに生成してもらっていた。 午前中と同じ海上のポイントに集まった3人+3人
2017年6月21日 20:08
--- 5 午後の鎮守府 待機室の扉を開けて入ってきたのは五十鈴だった。「あら、みんないたのね。」「あ!五十鈴ちゃーん!待ってたよぉ~。」 五十鈴を視認するやいなや席から立ち上がり駆け寄って行く那珂。五十鈴一瞬身構えたがすぐに態度を柔らかくして目の前の少女の変化に触れた。「あ。あんたそれ……!」「ムフフフ~気づいちゃった?気づいちゃったよねついに!?」 ニンマリとして妙な中腰で
2017年6月17日 22:41
--- 4 イメチェン「それじゃあおふたりとも、髪触りますよ~。」「はーい。おねがいしまーす。」「お、お願いします。」 村雨が音頭を取ると、那珂と神通は素直に返事をした。二人は席に座り、村雨を始めとして五月雨、夕立、不知火、そして川内は二人を囲むように立っている。机により掛かるようにして立っている川内が村雨たちに発破をかけた。「それじゃあ二人をうんっと可愛くしてあげてよね。」「は~い
2017年6月14日 20:12
--- 3 お昼時の鎮守府 昼食を取るために那珂たちが執務室に置いてきたバッグや財布を取りに行くと、中から話し声が聞こえてきた。「あれ?提督と五月雨ちゃん……以外に誰かいるのかな?」「……もしかして、先ほどの五十鈴さんの学校の……。」 不思議に思っている那珂に神通がボソリと想像を述べた。「あ~なるほどね。大事なお話してるとまっずいなぁ~。お財布取れないじゃん……。」 珍しく那珂がまご
2017年6月7日 19:48
--- 2 新たなる出会いと変化 三人でこの1時間弱の雷撃訓練の評価を語り合っていると、消波ブロックのある堤防の向こうから声が聞こえてきた。「お~い。那珂。川内。神通。」「「「?」」」 那珂たちがその声の発せられた方向を振り向くと、そこには提督が堤防の向こうから上半身を見せていた。「あ!提督! おはよー!」「おは~、提督。」「……おはようございます。」 それぞれ挨拶を仕返すと、