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高揚感の余韻。 「叢03(Qusamura Zero Three)」 / 有楽町阪急メンズ東京7階②

こんにちは。
「+DA.YO.NE.ギャラリー」と同じ日に、有楽町阪急メンズ東京7階にオープンした 「叢03(Qusamura Zero Three)」。
(記事「「+DA.YO.NE.ギャラリー」の柿落としに青木京太郎の「VILOVILO」登場 !/ 有楽町阪急メンズ東京7階①」)

ん?ギャラリーの横にハンサムなサボテンがいる。おー「叢」じゃないですか!そういえば叢、2012年に記事にさせていただきました。(記事「サボテンワンダーランド〜musubiと叢-Qusamura」)

ということで、ギャラリーと叢を行ったり来たりしながらレセプションの時間を過ごしていました。

左手奥に見えている黒いブースが「+DA.YO.NE.ギャラリー」ね。

「叢 – Qusamura(くさむら)」は、小田康平氏が2012年に始めた植物屋。

”いい顔している植物”をコンセプトに、独自の美しさを提案する植物屋。店主みずからが日本中を旅して集めた個性あふれる植物を、その個体の特徴を引き出す器と合わせて提案する。店名は、店主が植物を見つける場所を叢と呼んでいたことから、普通の人にとってはだたの草の群がりに見える場所に、個性ある美しさが眠っていることがある。

「叢」理念より

今ではよく見る光景となった塊根、多肉植物ですが。
いち早く、ユニークな表情の植物を見い出し、彼らの特徴をより一層引き出す器とあわせて提案してきたのが「叢」。

植物のコーディネートですね。
個体の特徴を、どんな形態にも宿る「美」を見出す力=編集力。

今回は、愛知出身の陶芸家 内田 鋼一氏作の鉢との組み合わせ。
なにやら未知の生命体に見えてくるねー

このコたちは、解読したい!欲にかられる文明の名残。

忘れられた文明への大きな扉が開かれた感じ。
巨人も地底人もいるよね。1階の天井が不必要に高く、扉が大きな建物って前文明を感じる。大きい人いたよなーって。そんなこと思いながらいつも歩いてる。

噐って本当に大切。

キャンドルを買う時も思う。ブランドのシールを貼っただけじゃない、キチンと器として成り立つものを手にしたいって。(記事「タイのパンピューリから大麻の香りをイメージした「ヘイズ オブ グラス(Haze of grass) 」が登場」)

タイで丁寧に作られたガラス容器が美しいキャンドル。

鉱物みたいなサボテン。ジッと見てたら、

チェーンジュエリーを纏った生物に見えてきた。ん?ジャバ?

十数年前、LAで本物のジャバを見た時には倒れた。

Jabba the Hutt

グロテスクな中にある「美」を見出す眼に魅かれる。

「熱量」なんですよね。ものを売るにしても、みせるにしても。見えてるものの後ろにある膨大な思考と想いが層になってる。それは「感じる」ことでしか受け取れない

光合成ができるという照明。

感じたことは残るんです。余韻として。そしてそれは無意識のうちに世界を広げてくれるんです。

感動させてくれたものを「纏いたい」と思っている私は、サボテンが着たくてホーチミンに行った。(記事「NGUYEN CONG TRIの「ホーチミンの花売り」を纏いたい ベトナム旅行記③」)

ベトナムのデザイナーNGUYEN CONG TRI のコレクションNº10のテーマは「EM HOA(花売りの女性)」でした。リヤカーに植物をいっぱいに詰め込んだ花売りを、その働きを讃えた素晴らしきコレクション。

ありがとうサボテンたち。

そして「叢」で思い出されるのが、2016年のエルメスのウィンドウ。
(記事「叢のサボテンと絡み合うエルメスのウィンドウ『旅の途中』」)

© Satoshi Asakawa / Courtesy of Hermès Japon

今回は、サボテンを専門とする植物家、小田康平による「旅の途中」というディスプレイです。

自然界には人間の感性と時間の感覚では捉えきれない生命が息づいています。適度な日光と水と大気を得て、健やかに生長する青々とした緑の植物とは対照的に、生きているのか死んでいるのか、肉眼には区別がつかないような植物も確実に呼吸をしているのです。今回はサボテンを専門とした植物家の小田康平を迎え、植物への固定観念を覆すような風景をつくります。

GINZA MAISON HERMÈS

「旅の途中」。
なにものにも固定されないで生きていきたい。自分の直感を指針に「好き」を手放さず生きていきたい。

そんなことを感じされてくれた「叢03」でした。

植物を探し求め、相応しい器に合わせる。

叢はこれまで、この2つの要素にこだわってきた。
追求すればするほど、そこにもう一つ「 何か」の必要性を感じるようになった。
この新しい場では、鍵となる3つ目の要素について考えていこうと思う。

その名は「 叢03 」。

叢 店主 小田 康平

私の考える3つ目の要素は目に見えないもの。
店主の熱量から発せられるエネルギー。それは余韻となり、訪れた者の世界を広げてくれる。嬉しいの伝播、ね。

最近またツチノコなんです。叢(くさむら)という響きから読み返した『逃げろツチノコ』。
ツチノコに魅了され、ツチノコを追い求め、日常から軽々とファンタスティックな世界に飛び移る男たちのお話。めちゃくちゃ無邪気で格好良すぎる!

渓流釣りと山の生活を愛した釣り師、山本素石。山と渓谷社から出版されているのも愛しい一冊。

ツチノコ懸賞を初めて企画したのは西武百貨店でした。なんてチャーミング!

と、叢からムクムク広がる何かを感じにまた来まーす。
嬉しいをありがとう。

叢03 / Qusamura ZeroThree
〒100-8488
東京都千代田区有楽町2-5-1 阪急メンズ東京7F
03-6252-1381
平日 12:00-20:00
土・日・祝 11:00-20:00


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