ゆたかであたたかい美術館〜三鷹の森ジブリ美術館
2022.06.27
こんにちは。
「ジブリ美術館に行きませんか?」と嬉しいお誘い。いつでも行ける〜と何となく後回しにしていたので、良いタイミングをいただきました。ありがとう。
緑が気持ち良い井の頭公園を抜け、トトロに受付の場所を教えてもらってテクテク歩くと、
本当の入口がある美術館の建物が見えてきました。緑と仲良く共存していた建物は、フンデルトヴァッサーを思い出す。
(記事「フンデルトヴァッサーが手掛けた舞洲ゴミ処理場 / 大阪③」)
ステンドグラスにはトトロとネコバス、まっくろくろすけ。
入口の天井に描かれたフレスコ画は「坊の部屋」を思い出す。ぎゃー住みたい。
憧れのインテリアのひとつ「坊の部屋」。プテラノドンカワイイ。
美術館内は撮影禁止(外は撮影OK)。
受付では、映画に本当に使える35mmフィルムの入場券が渡されます。受付前には踏み台が設置されていて、子どもたちは自分の手で受け取れるようになっていました。
こういったちょっとした動作も「自分で考え行動する」というとても大切なことに繋がっていく。
様々な場面を散りばめたステンドグラスが、太陽の光をいっぱいに受け、あたたかく輝いていました。
憧れのシシ神。上部にはダイダラボッチに姿を変えたシシ神がいました。
アシタカという名は長髄彦(ながすねひこ)由来?神武天皇の東征に対抗した長髄彦は蝦夷の祖先。「もののけ姫」って神話を踏まえた物語?出雲口伝を読み返そう。
(記事「出雲王国へ / 島根① 14/47」)
螺旋階段や空中廊下、張り出したテラス、子どもサイズのドアなど、地下1階から地上2階までの吹き抜けの大空間に立つと嬉しくなる。
順路もなく、自分の好きなように「迷って」楽しめる。インターメディアテクで感じたことがここでも。
(記事「東京駅前の「驚異の部屋」を見に行こう!インターメディアテク(東京大学総合研究博物館+日本郵便)② / 後編」)
「触りたかったなー」と、小学生以下限定のネコバスを横目に螺旋階段を上って屋上庭園へ。ジブリ美術館の守り神「ロボット兵」に会いに。
草花と一緒に優しく佇んでいました。
「要石」の楔形文字の解読を試みる。
薪割小屋の前に積み上げられた薪は、冬にカフェの薪ストーブに使用されるそう。
視線を感じるーと思ったら
手こぎポンプ式の井戸の先を辿ると笑顔に出会えました。
「紅の豚」の空賊たちの名が付けられているショップ「マンマユート」。イタリア語で「ママ、助けて」という意味です。
うー連れて帰りたいもの沢山!
「千と千尋の神隠し」好きとしてコレ。何が入ってるか分からない、いくつも買っちゃう!ガチャガチャ的おもちゃ。
「縦に振ってスペースないし軽いから、白龍か河の神よね」「このぼってりした重さはオクサレサマ??」と真剣に吟味してたら、スタッフの方がサンプル出して、実際の重さをみせてくださった。さらに在庫まで出して、一緒に中身透視してくれた…ありがとう!
トランクに貼るステッカーも買い。
このエンブレムをクロスステッチで表現したものが中央ホールに飾ってあって。わー!と思って見てたら、ロエベ財団から贈られたものでした。
(記事「ロエベ x スタジオジブリ『千と千尋の神隠し』」)
で、メキメキとクロスステッチ熱が浮上。家に帰ってグランドキャニオンで買ったキットを引っ張り出してきた。
映像展示室「土星座」では、「たからさがし」(中川李枝子 さく、大村百合子 え)が上映されていました。中川李枝子さんは「ぐりとぐら」で有名ですよね。
上映時間約9分の映画。セリフも少なく、「感じる」ことの大切さを噛み締めました。
館主 宮崎 駿さんのことば。
こんな美術館にしたい
はい!「入った時より、出る時ちょっぴり心がゆたかになってしまう美術館」でした。嬉しい時間をありがとう。
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