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天橋立〜舟屋 / 海の京都③

2022.05.03
こんにちは。今日は天橋立から。日本海の宮津湾に位置する幅約20m~170m・全長約3.6kmの砂州である天橋立。ここに来るのは30年ぶり。

天橋立

砂州といえば野付半島が思い出されますが、荒涼とした野付に対し、天橋立は松が生い茂る爽やかな印象。(記事「道東。最果ての地へ②〜野付半島・春国岱・納沙布岬」)

知恩寺

天橋立と隣り合う景勝地にある知恩寺に立ち寄り

ゴールドネイルの龍に挨拶。

「すえひろ扇子おみくじ」は松の木に結び付けて帰るのが習わしだとか。

廻旋橋

テクテク歩いて、天橋立と知恩寺のある陸地をつなぐ橋「廻旋橋」へ。
船が通るたびに90度旋回する珍しい橋。大正12年に手動でまわる廻旋橋ができていましたが、昭和35年5月から電動式となったそうです。

船が通るとこ見たーい!と、係の方に聞いたら「あと5分くらいで橋が動きますよ」。それは嬉しい。わー動いた!私も動く橋にのりたい。

カワイイ観光船が通過した。

松林

朝の松林をひたすら歩く。内海「阿蘇海」と外海「宮津湾」に両側を囲まれた天橋立。

ここでも素晴らしいフォルムの木々に出会えました。

この一群は楽しそうに笑ってた。

天橋立神社

八大龍王をお祀りしている天橋立神社。

磯清水

周りを海に囲まれているにもかかわらず真水が湧いている不思議な井戸「磯清水」。日本名水100選の一つです。

天橋立駅

京都丹後鉄道「天橋立駅」の横には

「ゆ」がカワイイ、天橋立温泉「智恵の湯」。

藍色メタリックが美しい特急列車「丹後の海」は、水戸岡 鋭治さんデザイン。
日本海側をゆっくり列車で旅するのもいいな。学生の時「青春18きっぷ」で鳥取まで行ったなーそういえば。

成相寺

天橋立を展望するために登った成相寺(なりあいじ)は、山岳宗教の修験場でもあったそうです。また願い事が必ずかなう(成り相う)お寺としても知られています。美しい彫刻。

左甚五郎作の「真向の龍」

正面を向いている龍は珍しいそう。

江戸時代、雨乞いのため、龍の彫刻を成相寺に奉納することになり、折しも宮津に滞在していた甚五郎に製作の依頼が舞い込みました。しかし、見たことのない龍の彫刻など彫れるのかと途方に暮れてしまいます。そんな中、ある夜、夢の中で甚五郎は、龍の住処を教えられ、早速、夢で教えられた場所、成相のとある滝壺へ降り立ち、観音堂に向かい祈ること三日。ついに滝壺から龍が姿を現し、見る間に天空へと立ち上がり、雲の間に消えて行ったと。こうして完成したのが「真向の龍」。

成相寺

左甚五郎といえば、上野東照宮の昇り龍・降り龍。
(記事「上野東照宮でユニコに会う」)

成相寺の龍は2頭が仲良く絡まっていました。

伊根の舟屋

そして伊根の舟屋へ。
人口約二千百人(京都府で二番目に少ない人口)の小さな町、伊根町。豊かな自然に囲まれ、ゆったりとした時間が流れていました。

海際に立ち並ぶ「舟屋」と呼ばれる建屋が約230軒、軒を連ねています。
舟屋とは、もともと船を海から引き上げて、風雨や虫から守るために建てられたもの。一般的には舟屋に住んでいる家庭はほとんどなく、生活の拠点となる主屋(母屋)を別に持っていることが多いそうです。

素晴らしい透明度。

時間の流れが心地良いところでした。

続く。


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