ファンミーティング〜ファンミからうっかり感動をもらった件
土曜日、お誘いや出先の誘惑を振り切って14時50分には自宅でスマホとパソコン前にスタンバイした。
何があるのかといえば・・・
タイのBLドラマで人気を博した俳優さんたちが週替わりで登場する、「GLOBAL LIVE FAN MEETING」の最終週に登場した、BrightくんとWinくんお二人のLiveを鑑賞するため。
先日も書いたのだけれど、これはK-POP好きな方にはおなじみのアプリ「V LIVE」を使って全世界のファンに向けたイベント。
事前にチケットを購入(アプリ内のポイントを購入しそれでチケットをゲットする仕組み)し、当日生ライブを鑑賞できるだけでなく、後から発信される(二週間ほどかかるらしい)録画も見放題になるということ。
チケットは4,000円弱。相場がわからないけど、今のハッピータイ沼ライフは彼らから始まったゆえ、お礼を伝えたい気持ちで購入ボタンをクリック。これがいわゆるオタクの気持ちというものだろうか。
正直、これまで日本のアーティストのライブに行ったのは一度や二度ではないし、それこそ代々木体育館とか東京ドームなど大規模な会場の洗練されたステージを見たこともあるので、そんなに期待はしていなかった。
ただいざ鑑賞し終わってみたら、正直に言うととても感動した。チケット買った甲斐は十二分にあった。
セットはシンプルだったけれど、そこに映像技術がプラスされてイマドキなステージを見ることができたし、メッセージ性のある舞台やコンセプトよりも、出演者たちに魅力があればどうということもないのだなとしみじみ感じ入った。
BrightくんとWinくんというのは、日本でのタイBLドラマ人気を押し上げたと言っても過言ではない「2gether」で主役を演じたお二人(2getherについては過去に記事を書いている、カテゴリ「タイ沼ライフ」参照)
左がBrightくん、右がWinくん。
このドラマの前と後ですっかり生活が変わったお二人。これまでなかなか芽が出なくて苦労してきたBrightくんと、芸能界に入ったばかりで大抜擢されてチャンスを掴んだWinくん。
正反対の2人だけれど、共に無名から人気者へのスターダムをのし上がってきただけに絆が強そう。これまで露出してきたインタビューなどでお互いがお互いを信頼し、感謝し合っている会話を何度も目にしているだけに、
ファンたちは2人が絡むだけで感激してしまう。そこへぶち込まれたファンミーティング。
このイベントは、4週に渡って人気BLカップルが登場したけれど、3週目までの3組はすでに人気を確立している貫禄ある人たちばかり。ファミを一度もしたことのない新人の2人がそこに滑り込むというのは異例なのではないのか。
だからこそ緊張も半端なかったと思う。
ただその緊張感も良かったし、歌やトークなど慣れない中でも非常に愛のあるムードが作り上げられていて、とても良かった。ドラマ人気でめちゃくちゃ忙しかったと思うけど、高かった、パフォーマンスの完成度。いつ練習したんだろう。結構大変だったと思う。
当日、会話はタイ語の他に英語・中国語に訳されていたけれど、その大役をこなしていた方が↓この方!(真ん中)
発音がとてもクリアで分かりやすくて、英語に耳慣れていない私でも聞き取れるほどだった。
いっぽう、Brightくん、Winくんはともに英語が話せるし、中国語も勉強中とのことで途中お二人がそれぞれの言葉で表現することもあった。その中で足りないところをWaveさんが埋めたり、全て自分だけが訳すのではなくて、さりげなく2人に「直接伝えて」とパスしたり、とてもいい立ち位置をこなしていた。
信頼関係出来上がっていたのだなぁと、改めてチームワークの良さを感じる。
そして今回、演出もさることながら、2人の衣装も素敵だったのだけれど・・・
衣装担当はArmさん(↓この方)だったらしい。
普段は役者さんなのかな。ただタイの俳優さんって他に仕事を持っていたり、お店を経営したりするのが普通っぽい(おそらく成功を収めた方が始めると思われる)。タイ沼参戦したばかりの初心者にはちょっとどのような立ち位置の方なのか存じ上げないのだけれど、才能ある方にいろんなチャンスがバンバン回るのってとても良いなと思う。
ちなみにこのArmさんは他の役者さんとともにバラエティ番組のようなものに色々出ているのでやっぱり彼も役者さんなのかな。
ほんの2ヶ月前までの私には、タイ語を勉強したり、スマホアプリを介してファミのチケットを買ったり鑑賞したりする日が来るなんて微塵も思っていなかった。
そういう意味では人生は本当に何があるかわからない。一寸先は闇どころか宇宙のブラックホールなのだ。
どうせなら楽しもう。どうせならば。
それにしても2時間、あっという間だったなー。今回思ったけれど、こんな風に全世界に向けて発信したいのならば、こういったアプリを介してのイベントやコンサートって不可欠になってくるのではないか。
今回もアジアだけでなく、アメリカやヨーロッパなどさまざまな国の方が鑑賞しているようだった。これは、一箇所に集められない規模の鑑賞者を一度に集めたことになる
生ライブに勝るものはないと思うけど、世界を相手にしていくには実際に行ったり来てもらったりする前に、広めていく手段としての配信やネットライブは今後もどんどん取り入れられていくと思う。
この大きなエンタメの流れの中で日本だけが乗り遅れてはいないか、その辺りも注目。