いにしえのエチケット〜おほほほ〜
昨日、ずっと自粛していた「夜出かけてお酒を飲みながら美味しいものを食べる」を解禁。
解禁となると思い切ったもので、市を超えて決行した。
待ち合わせてお目当てのお店へ。雰囲気のいいこじんまりとしたビストロ。紹介してくれた友達は、お店のオーナー婦人と仲良しらしく、彼女を交えて楽しい夜はスタート。
その前に。
「今日は食べながら話すでしょ。多少でもブロックできるといいと思って」
とお友達がプレゼントをくれた。
なんと扇子。
去年まで、雑誌の付録を使っていた私。だいぶくたびれていて、今年は買い直さねばと思いながら何となく忘れていた。
「これで口元を覆うと飛沫が防げるよ」
とニコリ。この扇子自体にも除菌抗菌の何かを吹きかけてくれているらしい(説明してくれたけれど私には理解できなかったので割愛する)。
何か、平安時代の人?みたいに、「おほほほ、そうざますよ〜」とばかりに口元を隠しながら話をしてみた。
行き帰りはもちろんマスクをしているけれど、食事の場はどうしても口元を覆えない。ただこれを傍に置いておいて、食べながらでも話しながらでも口元に持っていけば、防げるし広げない。
何よりお上品。おほほほ。
昔の人は(貴族限定か?)マスクはしなかっただろうけれど、口元に手をやって「いやですわ、おほほ」など、なんて感染リスクが低い過ごし方をしていたものだ、と扇子トークをしながら思う梅雨の夏の夜。
今年は彼女からもらった扇子で過ごそうと思う。つくづくありがとう。
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