#恋愛コラム
Chapter.1 初めてのオトコ(3286字)
自分が、「男の好きな女である」と気づいたのはいつだろう。
男が好きな女、女が好きな男、男が好きな男、どっちでも構わない女、どっちでも構わないどっちでもない人、65:35くらいの割合で男を好むどっちでもある人など、性愛の方向性はいろいろあるわけだが、私は今のところ「男が好きな女」である。精神的にも肉体的にも、恋愛感情が向くのは男性だ。
それに自覚的になったのはいつだったか。
実は、思い
Chapter.3 「好みじゃない人」を愛するということ。(5547字)
「好みのタイプってどんなの?」
恋人いませんと言った後に続く茶番劇の、骨子となるセリフの一つである。私は長年、この質問が苦手であった。何しろ28年独り身だったのだ。片思いさえほとんどしたことがない。好みを断定するには蓄積データが少なすぎた。
もっとも、この世には「好きになった人がタイプです♡」というクソしゃらくさい慣用句が存在する。いずれ好きな男ができたら、その男のことを指し示し、堂々と「こ