INTJが語る一人カフェモーニングのすすめ
まずは、本記事を書くきっかけとなった、今日の出来事。
「久しぶりの来店ですよね!最近忙しかったですか?」
来客数が1日あたり500人は超えるであろう、スターバックスコーヒーの繁忙店で会計している時、店員からこんな言葉で話しかけられるのは予想していなかった。
明るめの茶髪を後ろで結んでおり、大きめの丸い眼鏡をかけている。 年齢は20代半ばといったところか。
INTJたる筆者は彼女の質問の意図を理解するため、Ni(内向的直感)を駆使して次の3つの可能性を思い浮かんだ。
店員が筆者を常連客の誰かと勘違いしている
筆者が店員のことを覚えていない
スターバックス流・客の好感度アップに繋がるコミュニケーション法!
まあ、3は可能性が低い(ゼロに近い)として、1か2のどちらかであろう。
「…あ、いえ、2日前も来ました」
事実を伝える、恐らくこれが最適解だ。
なお、返答するまでに要した時間は僅か1秒、表情一つ変えずに回答できたのは上出来だ。
「そうでしたか!たまたま私のシフトが被ってない時だったのかな…」
正直なところ、ネームプレートと顔を見ても全く心当たりがない。というか、今までの人生経験でスタバの店員と親しく話した記憶がない。(話しかけられたことは何度かある)
筆者は、知り合い以外の人間は全てモブキャラに見えるため、スタバに限らず、カフェの店員はNPCに近い存在であった。
ここがイタリアで、自分がESFPタイプの人間だったら
「仕事で忙しかったんだ。だけど、コーヒーもお店も、やっぱりここが一番だね。君がいてくれるなら、なおさらだ」
と余計なひと言を添えて答えていたんだろうなと、無意味な思考をしながらコーヒーを啜る。
結局、店員の言葉の謎は解決しなかったが、この記事を書くモチベーションを与えてくれたことに感謝する。
席に座り、Macbookを開く。
Notionアプリを立ち上げ、書きかけの記事を開く。
筆者の住んでいる地域では、スタバで作業している人は大体Macを使用している。 (スタバでMacbookを広げたいという理由で、衝動買いした友人には大変感心したことを思い出す)
「シュガードーナツとドリップコーヒーのサイズアップ、ショートからトールでお願いします」
筆者がいつもスタバで注文するモーニングメニュー用の呪文だ。
店内利用で税込661円、これが週3〜4で発生しているという事実には目を瞑ろう。
…待て、週4も行っているのか。多いな。
自分はどうやらこの店舗の常連の一人だったようだ。
でも、自宅から徒歩30秒圏内(というかマンションの下にある)のスタバは通わざるを得ないのでは?
スタバのブラックコーヒーと甘くて高密度なシュガードーナツは、社畜にとっては必須の消費アイテムだった。
周りを見渡すと、いつも同じ時間帯に見かける客が複数いた。
ブラックコーヒーとバナナ1本という組み合わせの常連客がいるのだが、合うのだろうかといつも気になる。
思えば、筆者は一人でカフェモーニング(朝食)を楽しむことが多いかもしれない。
平日はスタバ、土日は少し歩いたところにあるサンマルクカフェで優雅なモーニングを過ごすのがルーティンだ。(ただし、天気が悪い日は家でモーニング)
以下に、INTJタイプの観点から、一人でカフェモーニングをするメリットを記載する。遅くなったが、ここからが本題である。
1. 作業に集中できる
INTJは計画的で、明確な目標やビジョンを持つことを好む傾向があるが、筆者はこれが当てはまる。筆者の場合、人生計画や直近の目標、資産管理などをNotionでまとめており、カフェで整理することが多い。落ち着いたカフェの環境は、外部の干渉(筆者の場合、家だと遊ぶアイテムが多いためサボりがち)が少ないため、集中して計画を練るのに最適。
2. リフレッシュになる
INTJは多くの刺激や雑然とした環境に疲れやすい。カフェという空間で一人の時間を過ごすことは、効率的にリフレッシュするのに役立つ。美味しいパンと美味しいコーヒーがあれば、疲れを和らげつつも頭をクリアに保つことができる(気がする)。
3. インスピレーションを得る
INTJは次々と新しいアイデアを思い浮かべるのが得意なわけではない。(もちろん、得意な人もいる)筆者の場合、創作活動をするには、カフェの環境が非常に適している。カフェで絵を描いたり、小説を書いたりしている人の多さを見ると、そう認識している人は多いと思われる。理由は定かではないが、Noteのネタなど、何か新しいアイデアを思いつくのはカフェで過ごしている時が多い。 新たなインスピレーションが得られる、魔力が放出されているのかもしれない。
4. 早起きの習慣が身につく
カフェモーニングは多くの店では朝7時からやっている。INTJの内向的な性格は混雑を嫌うので、開店直後に入店しようとする。結果的に朝早起きの習慣が身につき、有意義に朝活を行うことができる。朝活は脳科学的に生産性を向上させるという話もあり、生産効率を重視するINTJにとって朝活をするメリットは大きい。
5. QOLが上がる
INTJは何かにこだわりを持つことが多い。
筆者の場合、コーヒーは豆から選び、自分でもハンドドリップで淹れたり、夏はコールドブリューを作ったりする。その挙句、デロンギの高級マシンを導入した。
だが、カフェのコーヒーには店ごとのブレンドがあり、特徴が異なる。例えば、サンマルクブレンドはチョコクロに合うようにバランスの取れた風味であるのに対し、スタバのドリップコーヒーは日によって異なるが、ガツンと殴ってくる濃さがある。フレンチローストな店やフルーティな店もあり、店ごとのこだわりを感じる。
1日の始まりをカフェで優雅に過ごし、コーヒーを味わいながら焼きたてパン(あるいはドーナツ)を食べると、QOL(quality of life、生活の質)が向上する。
え、それは単にコーヒーが好きなだけ、だって?細かけぇこと気にしてるとQOLが下がるぜ。
ここまで読んでいただいた皆様、筆者の自己満足にお付き合い頂き誠に感謝しております。
INTJの方、そうでない方も、ご近所に朝からやっている素敵なカフェがあったら、是非一人で行ってみてください。
筆者が語ったメリットが全て当てはまるかどうかは皆さん次第ですが、少しでもポジティブな効果があれば幸いです。
え、近所に素敵なカフェなんて無いだって?
余談
冒頭に「来客数が1日あたり500人は超えるであろう」と記載したが、これはフェルミ推定で雑に出したものである。コンサル系の会社では採用面接時に出てくることがある。
スターバックスの営業時間は一般的に朝7時から夜9時までと仮定。
次に、ピークタイムと閑散時の時間帯をそれぞれ設定する。
ピークタイム1(7時~9時):朝の通勤・通学時間帯で多くの利用が期待される。
ピークタイム2(12時~15時):ランチや休憩で人が集まる時間帯。
ピークタイム3(18時~20時):再度混雑が予想される。
1日あたりのピークタイムは上記の3通り、計7時間。
ピーク時間帯に1時間あたり50人が来店すると仮定する。これは筆者が通うスタバの混雑時(席数40が 満席 + 待機行列10人)の状態から設定。
閑散時は空席が半分あると仮定し、1時間あたり20人の来客を仮定。
ピーク時間帯(7時間):50人 × 7時間 = 350人
非ピーク時間帯(7時間):20人 × 7時間 = 140人
以上より、1日あたりの来客数を合計すると以下の通り。
ピーク時間帯の来客数:350人
非ピーク時間帯の来客数:140人
変動分:想定来客数の約10%と仮定、50人
350 + 140 + 50 = 540人
以上により、1店舗あたりの来客数はおおよそ500人という推定になった。