神田愛山・昼の茶会@らくごカフェ(2022/12/23)【講談編#37】
こんばんは。飯山大五郎です。
先日、神田愛山・昼の茶会に行ってきました。会場はお馴染み、らくごカフェです。愛山先生の本宅(笑)らくごカフェでの独演会は、奇数月が最終金曜日の夜席、偶数月が最終木曜日の昼席となっているのですが、今月は年末年始の関係で一週前のこの日になりました。昼席は1ドリンク付で2000円という破格の木戸銭ですが、夜席と比べチケットが取りやすい印象です。
愛山先生は夜席では前席に連続物をという縛りをかけておられますが、昼は気まぐれとのこと。ですから、今月までは前席が気まぐれで『清水次郎長伝』の連続読みをされています。また、今月は後席もネタだし。どんな感じになりますやら。
この日の演目は、こんな感じでした。
○「清水次郎長伝 興津河原の間違い・下」神田愛山
前回のおさらいをサラッとして「興津河原の間違い・下」へ。どちらも次郎長と縁が深い和田島の太左衛門と津向の文吉の間違いを止めるべく、文吉の元へ話を聞きに行く次郎長。どうやら太左衛門の態度が気に食わないというが、実は太左衛門の知らないところで事が進んでいた…。この間違いを収め、大きく貫禄を上げた次郎長がこの後どのような運命を辿るのかは、またいつの日かという。次回はやらないそうです(笑)。
〈お仲入り〉
休憩です(10分程度)
○「(結城昌治・原作)雪の降る夜」神田愛山
後席は、愛山先生が敬愛する結城昌治先生の「雪の降る夜」。アマ弟子さんの会でもお読みになっていましたが、今回はフルでたっぷりと。母を亡くした一人息子のためにカタギになりたい男は、組長からある「最後」の命令を受ける…。クリスマスも近いこの時期にピッタリの題ですが、中身はなんとも愛山先生好みのバッドエンド。それでいて、愛山先生の語りから浮かぶ雪がとても綺麗。固い信念を持って、生きていこうと思わされました。
いやあ濃密な時間でした。それではまた。
(追伸)
次回の神田愛山・昼の茶会は2/16(木)14時〜らくごカフェで開催されます。〜アウトロー国定忠治の世界〜と題して「忠治山形屋」「忠治の娘」をネタだしされています。詳しくは、らくごカフェHP等をご確認ください。