😓死を迎える身を覚悟する生き方とは？千億祥也 叙事詩集『ヨーガの詩』より ④

　初めに読むこと【noteに投稿する私の記事等の著作物の閲覧・引用及び利用・実践等の注意事項】（2023年5月25日更新）

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🧐 日蓮の思想

＝ 死に向き合う YOGAの実践 ① ＝

　❝ 死を迎える身を覚悟する生き方 ❞ とは、自死を思案する主張ではありません。伝統 YOGAに専心する生き方です。ヨーガ聖典や宗教書がそれぞれに伝えている言葉は 適性により異なりますが、❝ 死 ❞ を 定められている生体は どのような者であれ、例外なく 解明せねばならない 命題なのです。

　たとえば、日蓮は「 先づ臨終の事を習ふて後に他事を習ふべし 」と開示しました。「 人の寿命は無常なり。出いづる気いきは入いる気いきを待つことなし。風の前の露つゆ、尚なお 譬たとえにあらず。かしこきも、はかなきも、老いたるも、若きも 定め無き習ひなり 」と説きます。次の引用文は 、日蓮が 妙法尼と云う婦人へ 認したためた 返事の書状で、現代日本語による抄訳です。臨終のヨーガの実践の成果について述べられています。

　この 日蓮の御遺文の現代日本語訳は 2023年11月5日、伝統ヨガ芸術プロダクション所属アーティスト、千億祥也氏によって『白隠禅師坐禅和讃』の現代日本語訳『ヨーガの讃』などと共に『現代日本語訳聖別詩集』に収録されました。
　

…… この度たびのお手紙には「 生きていた時よりも身体からだの色は白く、形も崩れていない 」 などと綴つづられていました。「 純白の色は 天国を譬たとえている 」 と 天台（天台大師）が 著あらわした 仏教ヨーガ聖典 に 述べられています。「 赤みを帯びた白色で 容色の良い者は 天国を得る 」 と 仏教ヨーガ聖典の大論（大智度論）にも 述べられています。天台大師のご臨終の記録には 色が白かったと云います。玄奘げんじょう三蔵さんぞうのご臨終も 色が白かったと記録にあります。釈迦しゃか牟尼むに仏ぶつが 生涯に亙わたって説いた聖なる真理の揺るぎ無き教えに 「 悪い意おもいと行いによって 地獄道・餓鬼道・畜生道・修羅道・人道・天道の六つの迷いの世界を巡り続ける苦しみに留とどまり、善い意いと行いによって 仏道・菩薩道・辟支仏道・阿羅漢道の 四つの聖ひじりの世界へ趣おもむく 歓喜たいらくを成就する 」 とあります。これらの仏教ヨーガ聖典の臨終の文おしえの証拠と 仏教ヨーガ行者の臨終の実際（現実）の証拠とを考え合わせてみれば、この方かたは 天国に生まれるのではないでしょうか？　
　さらには、「 臨終に 法華経の題目だいもく（お経の題名）を 二遍にへん 唱となえた 」 などと綴られています。法華経の第七巻には 「 私が亡くなった後のちは この法華経を実践しなさい。実践する人は、仏を成就する道に覚悟を決めて、教えに疑いを持たず 悟りを得るのです 」 などと述べられています。釈迦牟尼仏が生涯に亙わたって説いた聖なる教えは どれも これも 愚おろかな 戯言たわごとなどではありません。私たちを悟りへと親しく導く父であり、聖なる理法धर्मの源みなもとである 釈迦牟尼仏の 尊い最上の教えなのです。すべてが 真実です。ヨーガの成果を確実に得られる教えなのです。ただ、それらは 学びの適性に応じて、小乗の教え、本来の大乗の教え、顕教の教え、密教の教え、譬えの大乗の教え、真実の大乗の教えと分かれるのです。ヒンドゥー教の シヴァとヴィシュヌの二大神、サーンキヤ学派の カピラ、ヴァイシェーシカ学派の ウルーカ、ジャイナ教の リシャバの三大聖仙、仏教以外の宗教、道教の神仙思想などが、ヨーガの成果を得え難にくい教えであるのに対して、仏の教えは ヨーガの成果を確実に得られる教えです。しかし、このヨーガの成果を確実に得られる教えの中にも、ヨーガの成果を得る確実性が低い教えと、ヨーガの成果を得る確実性が高い教え、詩的に飾り立てた教え、ヨーガの成果を得る確実性の優劣を指摘する教えがあるのです。その中でも、法華経は ヨーガの成果を得られる最も確実性の高い教えです。教えの 信頼度が最も高いのです。真言宗・華厳宗・三論宗・法相宗・倶舎宗・成実宗・律宗・念仏宗・禅宗などは ヨーガの成果を確実に得られる教えの中でも、ヨーガの成果を得る確実性の低い教えを採用して成立させた宗旨、宗派です。法華宗は これらの宗旨、宗派とは 似ても似つかないほど ヨーガの成果を得る確実性が最も高い教えを採用したのです。それだけではなく、釈迦牟尼仏が 生涯に亙って説いた ヨーガの成果を得る確実性の低い教えの数々も 法華経の広大で深遠な教えの海に呑み込まれるならば、この経の神力が発動して ヨーガの成果を得る確実性が高い教えに成熟していくのです。さらに、法華経の題目を存たもつとなれば、尚更でしょう。
　白粉おしろいの効力は 漆うるしを雪のように白く変化させます。須弥山しゅみせんに近づく多くの光の色は すべて金色こんじきになります。法華経の題目を存つ方は 測り知れない生死の繰返しの過去から 現在の生涯に到るまでの悪い意いと行いの報いが、善い意いと行いの報いに変わって大きな幸せを得るのです。当然、積み重ねてきた善い意いと行いの福徳は 金色こんじきとなってヨーガの成果が現前します。
　ですから、亡くなられた この方の魂が この世の人生を了えて 死への旅立ちに臨んで「 南無なむ妙法みょうほう蓮れん華げ経 きょう 」と 唱えられたのなら、はじまりの過去から現在の生涯に到るまでの 悪い意いと行いの報いが すべて幸せに変わって真実に 仏の子となられたのです。煩悩は 悟りを求める心になり、生死の苦しみは 平安の境地に至り、その身は 仏陀を成就する修道に入られたのです。このような方と 夫婦のご縁を持たれたのですから、貴女あなた様さまも また  仏陀の悟りを成就することは 間違いないのです。もし、この教えが虚しい造り話なら、釈迦牟尼仏も 多宝如来も 十方の分身諸仏も 嘘を云う人です。大嘘を云う人、悪人です。すべての生き物を誑たぶらかして 地獄に堕おとす人です。
　提婆だいば達多だったが 釈迦牟尼仏の 仏国土ぶっこくど（寂光浄土）の主あるじになり、教えの源である釈迦牟尼仏は 阿鼻地獄の炎に 咽むせぶでしょう。太陽（日）と太陰（月）は 地維ちいに転落して 大地が覆くつがえり、河の水は 逆さかさに流れて、須弥山は 砕くだけて消え落ちるでしょう。日蓮が 嘘を云うのではありません。過去、現在、未来の十方の諸仏の嘘となります。このような 嘘が 聖なるヨーガの伝統に為なり得ないことを 注意深く心に留とどめておくべきでしょう。詳しくは お会い致しました時に お話しましょう。

千億祥也 現代語訳 ／『現代日本語訳聖別詩集』「妙法尼婦人へのお返事（臨終の作法）」より



　

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　日本の場合、子を儲ければ、親は 子を健やかに育てるための準備をします。子もまた長ずれば、進学の準備をします。子が成人を迎える頃には 就職や結婚などの準備をします。やがて、年齢を重ねていけば 老後の生活の準備をします。いよいよ死が近づけば、身辺整理や暇いとま乞ごいの準備をします。ただ、死後の準備をする者は 少ないのです。YOGAの真実を体得していない者は 死後の大事を想定出来ないからです。
　もし、エゴに生きて 肉体が滅んだ死後も 苦しみから解放されない ❝ 自分 ❞ が存在するなら、往ゆき場所を知らず、その準備をしていない あなたは どうするのでしょうか？　お墓の話をしているのではありません。宗教の勧誘でもありません。伝統 YOGAの習得の話です。生きているうちに 伝統 YOGA の指導者に学ぶ 緊急性・必要性・重要性の話なのです。

　死後も 漆黒しっこくの迷いの Area を 彷徨さまよいますか？　伝統 YOGAを初める覚悟を決められないと云うなら、伝統 YOGAを初めない覚悟、やらない覚悟を決めるリスクを 自らが負えるのですか？　実際に その苦しみのリスクを、今 現在も 負っているのではないのですか？　もし、やらない覚悟を決めるなら、さらに 未来にどんなリスクを負うのかを、ヨーガ聖典から学んで決断すべきだと思うのです。　
　日蓮は 「 臨終の作法 」 の概要説明を了えて、 ❝ 詳しくは お会い致しました時に お話しましょう ❞ と この書状を結んでいます。後日の面会時に 教示される詳細内容の実践が 重要であることは言うまでもありません。

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Cf. 日蓮の教えが 現在、どこで正しく実践されているのか？ と云う議論は別にして、日蓮の思想は 古刹の寺を拠点とする 法華宗、日蓮宗、日蓮正宗 等の伝統的宗旨、宗派のみならず、霊友会、立正佼成会、創価学会、幸福の科学 等の新宗教の創設にも大きな影響を及ぼしました。また、宗教活動だけではなく、今日こんにちの政治教育や芸術運動にも 建設的な示唆を与え続けています。

🌟 伝統 YOGAとは？ 無料記事＋人気有料記事￥100～｜YOGAで活きていく人生を応援する／伝統ヨガ芸術プロダクション芸術監督 西山弘一｜note

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　この千億祥也氏による抄訳の 権利関係は 次の通りです。

【記事の閲覧･引用･利用及び実践等の注意事項】

　このページの千億祥也の現代日本語訳「 妙法尼婦人へのお返事（臨終の作法）」（以下「本作品」と云う）は、伝統ヨガ芸術プロダクション（以下「著作権者」と云う）とアーユルヴェーダスペリウム、YOGARTOヨーガアールト 及びアクアフローラ （以下「本作品のライセンス権の取得者」と云う）との間で著作権利用許諾契約（非独占的ライセンス契約）が締結されておりますが、本作品の正確性や普遍性、信頼性、安全性等を保証するものではありません。本作品を利用して閲覧者に何らかの不利益や損害などが生じても、著作権者、本作品のライセンス権の取得者及びその関係者はいかなる責任も負いません。すべて閲覧者の責任で当該費用などを負担することを承諾頂きます。
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　もし、不正な利用を発見したときは不本意ながら告訴する場合があります。個人に対しては10年以下の懲役または1,000万円以下の罰金、またはその両方、法人に対しては３億円以下の罰金が課せられる日本の現行法 (2024年現在) の罰則を適用させて頂きますので予めご了承下さい。

　なお、この文を含めてこのページの掲載文はすべて日本国法により著作権等の保護を実行することと致します。 　
　
　以上、記事の適正な利用にご協力下さいますよう宜しくお願い致します。 　

■ 本作品の利用等に関する問い合わせ先：伝統ヨガ芸術プロダクション

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　『現代日本語訳聖別詩集』は 神秘ヨーガ芸術主義運動 の一環として、現代日本において広く親しまれている世界的に著名な詩人や偉大な宗教家や音楽家、画家などの神秘ヨーガに関連する文芸作品を、それらの芸術性を簡便に保持するよう努めながら 日本語話者や日本語愛好者が理解しやすい言葉で千億祥也氏が詩の形式にして 現代の日本語に訳出しています。既に千億祥也氏によって芸術歌曲に為なっているクラシック作品などを含んでいますが、凡例では 次のように説明されています。
　　

📝 主に現代日本の口語文の標準語で語訳するが、一部、日本人に現代にまで認知されている日本の方言や日本語の文語文を使用する場合がある。
📝 聖別翻訳に際しては 各国の現代の記述文法 (descriptive grammar) や 規範文法 (prescriptive grammar) を一概に踏襲せず、伝統（神秘）ヨーガの実践における言語学的意味論（semantics）や語用論 （pragmatics）の研究によって発動が期待される芸術体験を主眼に置く。
📝 本書の聖別翻訳を含む現代日本語訳の詩作は、伝統ヨーガ聖典に基づくアーティストの芸術的試みに帰属する文芸作品であり、特定の宗教団体や営利団体及びその関連団体の理念や研究に必ずしも合致するものではない。

以下、省略

千億祥也 現代日本語訳 ／『現代日本語訳聖別詩集』より

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