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Photo by
shinya_chanpuru
麻雀放浪記(1984年)
和田誠の処女作。
とても処女作とは思えない堂々とした作品です。
モノクロの映像がとてもキレイで、焼け跡や路面電車の線路なども再現されていて、戦後すぐの雰囲気がよく分かります。
ただ、鹿賀丈史と真田広之は、戦後の人には見えませんが…。
ロバート・レッドフォードの髪型みたいな感じで、2人とも80年代ヘアのままです。
加賀まりこが真田広之の相手役でビックリしてしまいました。
昔の映画を見ていると、俳優さんの当時の年齢が一瞬分からなくて、配役に驚くことがありますね。
え、この人のお父さんがこの人なの?みたいな。
観る前から、真田広之と大竹しのぶがまだ若い頃の作品だとは分かっていたのですが、当時の加賀まりこが、自分の思ってるより若かったのです。
劇中で自分のことを「おばあちゃんよ」と言ってましたが、いえいえとってもキレイでした。
大竹しのぶは魔性の女発揮でした。
純朴だけど魔性の女…。
加賀まりこと真田広之の恋愛パートは、わりと普通だったのですが、鹿賀丈史と大竹しのぶのカップルはよかったですね。
真の主役はこちらですね。
あと高品格が主役ですね。
女衒の達役の加藤健一もいい役でした。
最初オードリーの春日に見えてしまいましたが。
卓の回りをぐるぐる回るカメラワーク、いいですね。
麻雀のルールが分からないので、本当の緊迫感が分かっているかと言われると、分かってないのかもしれませんが、充分楽しめました。
「怪盗ルビイ」も見たいなー。
和田誠さんは本当に何でもできる人だったのですね。