*さすが!スターバックス
1月とは思えないほど、穏やかに晴れていて
陽射しがキランと差しこんいる。
急に「スタバに行ってみよう」と思った。
「図書館に行ってみよう」くらいの気軽さとスタンスで。
日常を非日常にして、今までとは違う自分に逢いたいと思った。
私の中でスタバといえば、オシャレで洗練されていて、仕事が出来そうな人がパソコン開いてるイメージ。
敷居が高くて滅多に行かないスタバ。
憧れの人に逢いたくて、非日常の中でドキドキしてみたい。ついつい足早になって、ついつい息を切らして、高鳴る気持ちをもう押さえることが出来なくなっていた。
案の定、スタバに着いたら行列で、店員さんにメニュー表を渡されて「待ってる間、ゆっくり選んでくださいね」と言われた。
あまりにも久しぶりすぎて、今思えば恥ずかしいんだけど「メッチャ悩むー、メッチャ悩むー」と独り言を連発していた。
その瞬間、さっきメニュー表を渡してくれた、ショートカットで二重まぶたで制服のエプロンがよく似合う店員さんが「わかりますよー、悩みますよねー、私もスタバにお客さんで来たらどれにしようかメッチャ悩みますもん。何でも気軽に相談してくださいね」ってニコって笑ってくれた。
私はその瞬間やっと独り言を言ってた自分に気がついて、天使すぎる、神対応にドギマギしてしまい、コクリと頷くことしか出来なかった。
結局メッチャ悩んだあげく、キャラメルマキアートとシュガードーナツを選んだ。
short(ショート)だの、tall(トール)だの、サイズもわからなくて「キャラメルマキアートの一番小さいの」って注文してしまった。それでも、店員さんはニコって笑ってくれた。
接客を受けて感動したの初めてかもしれない
心がこもってなくても、自分が望んだ接客を不快な思いをせずに、それなりに受けれたらそれでいいと思っていた。それ以上なんて考えたこともなかった。
今は、ロボットが接客したりすお店もあるけれど…
感情に寄り添ってくれる。これはロボットには出来ないな。
ニコって笑ってくれた店員さんは、忙しいにもかかわらず、本心はどうだったかわからないけれど、独り言を連発してる、場違いな私に寄り添ってくれた。力になろうとしてくれた。非日常の心地よさを当たり前のように、感情のど真ん中にスッと差し出してくれた。
口の中は、まだほろ苦い甘さで満たされていたのに…
帰り際どんなに店内を見渡しても、あの店員さんを見つけることが出来なかった。
-ホントに天使だったのかな…
ドキドキして逢いに行った憧れのスタバ。
好きになるのに理由なんてないけれど…
憧れるのには理由がある!
さすが!スターバックス