独身女性は気の毒ではない
私自身は、女性が独身であることに対して、
「可哀想」だとか「心配」だとか「不幸」だとか考えたこともないのだけれど、
この令和の時代でさえも、
まだ世間では、「独身女性は気の毒」みたいな価値観が残っていて、そういう価値観に遭遇する度に
「それは全然違う!」と思う。
「男性は女性しか好きにならないはずだ」っていう考え方と同じくらい古くて窮屈な考え方だ!と思う。
そんな古くさい価値観なのに、
まだそういうのを見聞きしたりすると、
その見下された価値観に、
いったいどれくらいの独身女性が傷つき洗脳されているのだろうと思う。
(少なくとも私は見下されたということに対して傷つく)
既婚者でも幸せな人もいれば不幸な人もいるように、独身女性だって幸せな人もいれば不幸な人もいる。
結婚するか独身でいるかは、ただ単純に
会社員になるかフリーランスになるかの違いみたいなもので、
それぞれが自分に合った選択をしているだけなのだ。
現代社会において、
会社員の方が安泰で、
フリーランスの方が不安定なんて言えるだろうか?
どちらを選択しても、
生きていく上で工夫は必要だし、
どちらを選択しても、
辛いことも幸せなことも、
大変なことも嬉しいこともある。
既婚者でも子供がいても、
孤独死する人はいるし、
(私の近所にも実際にいた)
結婚して同じ家で暮らしていても、
声も聞きたくないと家庭内別居みたいになる人もいる。
旦那さんが先に死んじゃうことだってある。
独身女性にも色んな種類があって、
結婚するより独りでいることに居心地のよさと
価値を見いだしている人もいるし、
一度結婚してみたけれど、
離婚してシングルになる人だっている。
結婚したかったけれど出来なかった人ばかりではない。
独身女性=モテない人では決してないし、
既婚女性=選ばれし女でもない。
未熟な人や変な人は、
独身女性にも既婚女性にもいるし、
その人の性格は独身だとか既婚で判断できるものではない。
歳老いたとき、
自分のことを肯定してくれる異性がいないことが
みじめだとか不幸だとかっていうことは決してないし、
既婚だろうが、独身だろうが、
自分で自分のことを受け入れて肯定できなければ、
それはどっちみち不幸なことだ。
誰かに肯定感を求めるものではない。
あともう1つ声を大にして言いたいのは、
独身女性だから仕事で成果を出さなきゃいけないとか、仕事を頑張らなきゃ価値がないなんてことは決してないということ。
誰もが、天海祐希さんや米倉涼子さんみたいに輝いていないと独身女性はみじめだなんて思ってほしくないし、そんなことで価値は決まらない。
天海祐希さんと米倉涼子さんはとても素敵で私も大好きだけど、自分と比べる必要はない。
それは既婚女性が皆、
美智子様や里田まいさんみたいに内助の功を立てる必要がないのと同じだと思うの。
(美智子様や里田まいさんは素晴らしくて大好きだけど)
社会では産休の女性の穴埋めがなかったり、
子育て中の女性の急な休みや、時短を補う人員確保がないから、
独身女性の方が損してるみたいな気分にさせられることもあるけど、
それは既婚女性や独身女性が悪いのではなくて、
会社の仕組みの問題であって、
お互いをいがみ合ったり、
憎しみ合ったりするものじゃないよね、
と思う。
皆、自由があって良いんだよ。
「男性が好きな男性」が存在していたっておかしいことじゃないし、
働き方は会社員だけじゃなくて、
フリーランスや自営業があったって良い。
それと同じことなんだよ。
勤めてみて、
私には会社員より自営業の方が向いてるなって気がついて方向転換する人がいるのと一緒なんだよ。
子供を持つか持たないかだって、
自由で良いんだよ。
婚カツ市場は商売だから、
女性のタイムリミットを煽るんだよ。
大切なのは自分の気持ち。
誰かと比べちゃダメだよ。
誰かの言葉に踊らされちゃダメだよ。
自分で選択する。
そして自分選択した生き方にふさわしい方法や対処方法をちゃんと自分で調べる。探す。
結婚したからって自動的に幸せになるわけじゃないよ。不幸な結婚した人いっぱい知ってる。
最近、独身女性に対する偏見を見聞きする機会が何回かあったので、もしかしたら世間には私と同じように傷ついてる人がいたりするかもと思って記事にしてみました。
今日は連投失礼しました。
画像はお借りしました。