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2つ良いことさてないものよ

この言葉は、河合隼雄さんの本「こころの処方箋」の中で、河合先生がお好きだと述べていた言葉だ。

良いことづくめは珍しいことなのだと、
思っておけば、良いことと悪いことがあっても、
まあそんなものか、思える。

逆に良いことが続くことが、
奇跡のようにありがたいことなのだと、
実感できる。

さらさらといつの間にか春は行き過ぎ、
長く留まった夏がようやく次の季節にバトンタッチしようとしている。

遅すぎる秋が、やっとドアの手前まで来たのだろうか。

重たい雲がどんよりと空をおおう。

今日は運動会の小学校もあるだろう。
雲空を吹き飛ばすような元気な子供たちの声が、
響き渡る様子を思う。

優しい人ほど、
このnoteの世界からいなくなってしまう。

私のように、まだ1年ちょっとしか投稿していないような若輩者でも、もうすでに何人かやめてしまった人を見た。

皆優しい人たちだった。
誰かを批判したり、誰かに依存したり、
言葉の暴力を使う人たちではなかった。

人の記事を褒めて励まし、
温かい投稿をする人達ばかりだった。

皆、自分の発信した内容や、
それに寄せられたアンチコメントに傷ついてやめてしまった。

SNSは優しい世界の側面もあるけれど、
誰かが傷ついてしまう側面もある。

noteだって他のSNSと比べて優しい世界ではあるけれど、匿名で顔の見えない人間同士がやっていることだから、意図せずともやっぱりSNS特有の傷つけ合いが起こってしまうこともあるのだと、ふと、思った。



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