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成瀬あかりが大好きだ! 『成瀬は天下を取りにいく』に続く『成瀬は信じた道を行く』の発売日は大雪だったこと‥
昨夏より成瀬あかりのファンだ。「成瀬はおもしろい」会う人に言いまくっている。
半年ぶりに会った京都在住の友人にも勧めた。その場で図書館の『成瀬は天下を取りに行く』を検索したら待ち人400番台と出た。初めからあったか無かったかは知らないが、この数字が彼女の読書熱源に着火したみたい。
その横で私は、1泊2日で返却しても2年以上待ちだ。2週間も借りてたとしたら、成瀬は大学を卒業して社会人確実だな、などと考えていた。
待ち時間の途方も無いことを悟って本屋へ向かった彼女は一冊目を読み切って、続編『成瀬は信じた道を行く』を買いに行くと言っていた。そろそろ読みきっているはずだが、暫くは大阪マラソンを走ることで頭も体もいっぱいかもしれないので読後感はまた今度聞いてみようと思う。
同時に思う。旬を逃さず今読みたい向きには図書館は不向きだ。
『成瀬は天下を取りにいく』が本屋大賞にノミネートされた。続編『成瀬は信じた道を行く』も面白さがバージョンアップされていると思うので、来年の本屋大賞のノミネートもありだよねと思う。何ならもう2巻合わせてノミネートでよくないかとまで思う。
新刊『成瀬は信じた道を行く』の発売日だけれど私は本屋へ行けなかった。大雪で車を車庫から出せない。ため息交じりで、深々と降り続く雪のモノクロの世界を見やって諦めた。そしてスマートフォンの中に『成瀬は信じた道を行く』を迎えたのだった。二冊並べ置きたいと逡巡しながらも早く読みたい思いが勝つ。ただ読書にはうってつけの日だった。
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リビング窓から
成瀬は滋賀県に住んでいる。滋賀県民としては、まず小ネタが笑える。(小ネタという表現は宮島先生に失礼ではないかとは思いつつ、成瀬は細かいことは気にしなさそうなのでたぶん大丈夫だろう) 次に成瀬の活動場所がイメージできるので、そこへ行けば成瀬に会えそうに思えるのがよい。
なので他県の方が読んだらどこを面白いと感じるのかぜひ聞いてみたいと思う。
成瀬は愛すべき最強女子だけれど、たぶん全く傷つかずに生きてきたわけじゃない情景がちらほら描かれている。でも成瀬の心情が深く描かれているわけじゃなく、成瀬のキャラクターのおもしろさにやられてつい忘れてしまうのだ。
悩んでいるのがばからしいと思わせる何かを振りまく成瀬が凡人には眩しく且つ羨ましい。成瀬と関わる人はちょっと引いているが、その人たちもけっこう面倒臭いものを持っているように見えている。
成瀬に関わった人、登場人物も読者も、端から見ればちょっと変わってて、でも上回る魅力で突き進む成瀬の成長を付かず離れず見守ることになるのだろう。次は何をしてくれるんだと密かにワクワクしながら。
我が身近にもちょっとだけ面倒くさいヤツがいて、ミシガン船に乗りに行き、近江牛コロッケ定食を食す。成瀬を推してきた人物。
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どこからしい
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近江牛コロッケ定食らしい
面倒くさい人を認める褒めることができる成瀬を見習わなくちゃな。
成瀬が地味な滋賀県に住んでいてうれしい。でもいつか世界へ羽ばたく成瀬になる。確信だ。そしていつか故郷に錦を飾るのだ。確信だ。
でもその前に2025年の大晦日を密かに楽しみにしておこうと思う。(何かって?読んでくださいね。)
以上、これだけ成瀬を連発しておけば成瀬がどんな子か会いに行きたくなりますよね。
信じた道を行く成瀬を改めて本屋へお迎えにいきたいと思っている面倒くさい一人です。