自分のための詩のようなもの

6年前に仕事を辞めて以来、子どものいない気楽な主婦として過ごしてきた。
気楽な主婦、というのは、おそらく周りから見ればそう見えていたであろう、ということであって、自分の内面は、怒りや苦しさが渦巻いて、まさに疾風怒濤、大嵐であった。6年かけ、様々な角度でこれまでの人生を見つめていくことで、私はゆっくりと回復し、心の内はちょっとずつ落ち着きを取り戻した。取り戻した、というかこの6年間は、私にまるで別の人生に生まれ変わったかのような明るさと落ち着きを与えてくれた。
そんな中、、、

人と繋がってみたくなった。今までとは違う喜びで。今までとは違うやり方で。
自分を表現してみたくなった。喜びを持って。
人から褒められなくても、自分を表現してみたい。
まずは自分のために。それが文字通りの「一人芝居」だったとしても。
そうしたらどんな風に感じるだろうか。
何かが起こるだろうか。あるいは何も起こらないだろうか。

かつてのような平板な自分ではもういられない、と思う。
平板で、薄っぺらく、当たり障りのないことを言う自分ではもういられない。
ごつごつとした自分を表現してみたい。
もし岩肌のような自分を表現してしまったら、
その個性は受け入れられるだろうか、どうだろうか。
受け入れられなかったとしても、個性は生き続けられるだろうか。

やってみるしかないだろう。
やってみるしかないだろう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?