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八木さんの新書が出たので読んでみた。〜世界一やさしい「才能」の見つけ方〜


過去に読んだことのある
世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方という本の作者である八木仁平(読:やぎじんぺい)さんが書かれた最新本が出版されていたので手に取りぶっ通しで読ませてもらった。




題名どおり、自分の隠れた才能を本書を読み進めるかたちで見つけていく1冊。

著者の八木さんは「株式会社ジコリカイ」の代表をされており、やりたいことを見つけるための「自己理解プログラム」というものを提供されている方。

そんな八木さん視点での才能の見つけ方を凝縮した1冊がこちらになる。


この投稿では、あくまで私自身の心に特に響いた点を抜粋するだけなので本の紹介からズレるかもしれない。お手柔らかにお願いしやす。


才能は「動詞」にある  


まずは才能の手がかりから
ここでいう動詞は行動の元のこと。

本書の例だと、「 旅行が好き 」 でも

Aさんは " 旅先の魅力を伝えるのが好き "
Bさんは " 計画を立てるのが好き "
Cさんは " 新しい経験をするのが好き "

のように同じ好きでも意味は人それぞれ。

あなたが 「つい、やってしまっている行動」こそが才能なんです。

本書63ページから引用

新幹線を「撮る」ことが好きなら写真家
新幹線の「仕組み」が好きなら整備士

自分の好きの皮を剥いていった先に才能が眠ってるみたいなイメージで私は把握している。


それと、「人から褒められた事が強み」とも八木さんの著書に多く書かれていたので、その経験でいえば「何気ないパワーワードで笑わせてくれる」ともよく言われるが私自身も半分無意識なのである意味これが才能なのかもしれない。
才能として何の職業に生かせるのか気になるところだが、、、



才能とは「長所」と「短所」  



「長所と短所は紙一重」みたいな事を聞いたことは度々あるが本書の例えがしっくりくるので紹介させてもらおう。

「才能」包丁
「長所」は料理に用いて人を幸せにできる
「 短所 」は○人事件で人を不幸にする。

のように人や物にも良い面、悪い面の両方があるということ。

人で例えると

・短所は強く言い過ぎてしまう
・長所はハッキリ物が言える

みたいな

もしかすると才能とは「 人 」そのものなのかもしれない(急な哲学)



強みはポケモンと一緒  


才能 × スキル・知識 = 強み

本書80ページ

という公式がこの本のメインテーマのひとつ。

才能が自分
スキル・知識が手段
強さが結果

ということになる。

ここの題名どおり本書ではポケモンを例に説明されている。
特に有名なポケモンといえばピカチュウを想像するかもしれない。一応説明するとピカチュウは電気系統の技を使えるのだが。

さっきの公式に当てはめると

ピカチュウ ×  でんき技 = ダメージ絶大

となる。仮にピカチュウに水タイプの技を鍛えさせても成果が出ない(というより基本覚えさせれない)ことは目に見えるだろう。

これを人に当てはめると

エンジニア ×  ネット環境・知識  = 大活躍

のように自分の得意分野にマッチした技を掛け合わせた方が実力が発揮されるわけだ。

かの有名な大谷翔平さんで例えれば

大谷さん × 野球 = 真価を超発揮(年俸)

もちろん他にも相性のいいスキルはあるかもしれないが大谷さん自身も野球にストイックで、好きを極めているが故の結果ということは年俸という数字で一目瞭然でしょう。

ベストマッチを自身の才能と手段で作り出すことが人生において大切ということだ。



短所をカバーし、長所を生かす


本書ではヨットを例にあげている。

ヨットの長所は「 帆 」 という大きい3角の部分に風をあてればグングン進む。
短所、というより私も詳しくはないが、ここでは底に穴が空いている。

ここでは穴を塞ぐだけでもいけない
そして帆をあげなければならない
つまりどちらにも片寄らず、短所のカバーと長所を伸ばすことを同時にするということだ。

穴を塞ぎつつ、進むという強みを発揮する仕組みづくりが大事なのだ。

短所の対策をしつつ、長所を伸ばすシステム作りが大切と少なくとも私はそう捉えているが。

初めての商談でも相手を納得させることのできる営業が長所。
だが朝起きれない短所がある場合。

短所を目覚まし時計、または同居人に起こしてもらうというカバーで対策するとなる。

起きれる保険をかけたうえでプレゼン力を磨くシステム作りをすれば強みに集中できるということだ。

私の場合、動いての業務や、許されるならネットで文章作成などは苦なくできる側という一応な長所はある。
ただ電話が大の苦手という短所がある。
その場合、電話を問題なくできる人に任せて私は業務に集中する。または電話じゃなくメールでやり取りに変えるという代替手段という回避方法にするといったとこだろうか。
まぁ電話じゃないと採算合わない職業なのと率先して電話取れ!って言われてる立場なんでやるしかないんですがね、トホホ涙、、

この本で書かれている「自分に合う環境」を本気で探さないといつかメンタルすり減っちゃうかもなんで転職活動、もしくは自分のビジネス初めてみようかしらねぇ。。

失礼、次いきましょ〜。



仕事は「当たり前」と「ありがとう」の交換


本書は才能を見つけて活かすがテーマであることは読んでいて何度も実感させられる。

だがこの本の更なるテーマは才能とお金の話だと私個人的に気付かされた点だ。

よくよく考えれば、コンビニに置いてあるパン、タバコ、揚げ物。これらは私たちで生み出すハードルは結構高い、いや無理に近い。
それを販売できるコンビニ及び物流、生産元、原料元からすれば。作って市場に流すことなどルーティンに等しいのかもしれない。

つまりコンビニは「当たり前」
消費者は「ありがとう」となる。


これを個人に置き換えればプログラミングが得意な人は「当たり前」で、ネット環境の整備を頼む会社は「ありがとう」になる。

ライターなら記事を書く人は「当たり前」
納入された業者、または読み手は「ありがとう」

趣味投稿にしろ仕事にしろこの2つの視点が存在することに投稿制作の今になって気づき驚かされている真っ最中だ。


この章を読んでる最中に思い出したのが田端信太朗さんの書かれた「これからのお金の教科書」


フェルミ漫画大学さんで要約されていたので参考に貼らせていただこう。

この中でプログラマーやカレー好きなど
「自分の好き×相手の役に立つ」の法則も数多く出ていたので、この方程式は人生を好転させるための共通知識だと気付かされた。

更に思ったことが、好きなことだからこそ収入が増える点

八木さんも本書で

「がんばっているのに収入が増えない」ではなく、「がんばっているから収入は増えない」

本書190ページ

と書かれていて尚更頷くしかない。

YouTuberなど心から楽しんで活動している人からは苦しい感情が見えない。いや苦しみあるにしろそれに勝る楽しみを抱いて続けている人も多い。

やはり好き、楽しい、心から貢献できている人にすれば仕事という枠組みから超越した活動をしている認識なのかもしれない。


やはり自分の強みからしか真価は発揮しないし、むしろ強みにこそ高収入のカギが眠っている!

お金 = 自由・チャレンジ・精神の安定剤

という観点でも、それを生み出すための強みを見つけるため、才能を見つける事の重要性は大いにある。



ぶっ通しで読ませてもらったと冒頭で書いたように最初から最後まで1日でも読み終えることが可能。なんなら読み進む手が止まらないほど読み応えのある1冊だ。

そのため今回あげた5つの解説も本書のたった一部に過ぎないし重大な情報はまだまだ書かれている。

この投稿だけでは語りきれないほど更に為になる情報、そして巻末に才能を見つけるためのヒントが数多く書かれていたので実際手に取って読んでいただくことを推奨する。

ということで解説は以上っ!

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