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全国通訳案内士試験を受験することは、英語のスピーキング能力を高める近道だと考えます。

私は、全国通訳案内士試験を3回受験しました。
一度目は、一次試験で不合格、
二度目は、二次試験で不合格、
三度目に、二次試験を合格することができました。

基本的に仕事が忙しく、勉強時間を捻出することが難しいため、スキマ時間を使ってやりくりをし、合格することができました。
また、仕事で英語を使うわけでもないため、ひとり言で少しずつスピーキング能力を高めていきました。
いまだに、なかなか思ったことをうまく話せないことはありますが、受験勉強を通してスピーキング能力は飛躍的に向上しました(最初は、例えば「これは花ですか?」といった簡単な文章さえ出てこないレベルでした)。

自分の成長をあまり感じられず不安になったことも何度かありましたが、試験合格後の今でも、基本的に、英語の勉強は常に楽しくてしょうがない状況です。
これは、全国通訳案内士試験の受験勉強のおかげです。

その理由を説明します。
全国通訳案内士試験の勉強においては、「この日本的事象(お花見、ひなまつり、天橋立等)を英語で説明したい」という明確な目的意識を持った上で、
1 その事象に関する事柄を調べて知識を入れる。
2 それを自分の言葉で説明するために必要な英単語や表現を調べる。
3 できあがった文章を頭に入れる。
4 何度も繰り返し発音する。
というプロセスで勉強します。
こういったプロセスで、主体的に英語を勉強でき、勉強しているうちに自然とスピーキング能力(単語力、表現力、文章構成力を含む)が向上している、というのが、この試験の大きなメリットだと私は感じています。

また、全国通訳案内士試験では、こういった日本的事象の暗記だけでなく、ホスピタリティ表現も頭に入れる必要があります。
上記の日本的事象の暗記は、プレゼン問題(2分間で日本的事象の説明をする)への対応がメインですが、全国通訳案内士試験二次試験では、シチュエーション問題(試験委員が外国人観光客役となり、特定のシチュエーションを与えられ、それに対する応対を評価される試験)もあるからです。
シチュエーション問題では、特にホスピタリティに注意する必要があります。そのため、ホスピタリティ表現を事前に準備し、丸暗記するということをやりました。
そして、暗記して何度も繰り返し発音する行為を繰り返しているうちに、試験の対策だけではなく、英語で会話をすることにさほど抵抗はなくなるという副次的な効果があったのです。

そういった意味から、題名のとおり、全国通訳案内士試験を受験することは、英語のスピーキング能力を高める近道だと考えている次第です。

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