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ぼくせん幕末相撲異聞 木村忠啓 朝日新聞出版

ぼくせん?
相撲のようなボクシングっぽいような表紙

幕末の相撲界
そこで禁じ手を使ってしまい角界追放
となった岩倉が元行司と共に
新しく見せる格闘技

それが、ぼくせん

主人公の岩倉の複雑な思いだけでなく
そこに集まってきた仲間たちも
実は本当に色々ある

岩倉自身も、相撲が好きだったのかどうか
生きるための糧だっというけど
やはり好きだったのだと思う
じゃないと、ぼくせんっを
するのにこんなに必死になれないよな

今の時代も、生きるための糧として
仕事をするのが必要
いや、今は新しい時代なので
そんなこともないのかな

みんな生きるための嘘を重ねている
それがわかるのが最後

最後まで私は何も気にならんと
読んでいたけど
(だまされとる)
テンポ良く読み進められる

けど最後の最後で
みんながみんなの真面目さに
お互いがお互いを助けていて
心変わりするのが素敵な最後に

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