第1話:理学療法士から教員へ:Google認定トレーナーになるまでの道のり
全4話になります。最初の1話目です。
全4話に関しましては、2024/05/19時点での情報になりますので、最新のアップデートなどもあるかもしれませんので、ご了承ください。
はじめに
私は理学療法士として病院で患者様の治療を行っていましたが、あるきっかけで関連校の教員としてのキャリアをスタートさせることになりました。その時、私が27歳でした。教師としての新しい生活が始まりました。
教師としての初めの苦労
新たな職場では、国家試験対策委員会の一員として、生徒の成績分析に多くの時間を費やす日々が始まりました。私の一日は、朝9時から夜9時半まで授業や生徒指導に時間を使い、その後は成績分析を行うという過密なスケジュールでした。帰宅は深夜0時過ぎ、翌朝6時に出勤するという過酷な日々が続いていました。
効率化への第一歩
当時は、Excelを利用して生徒の成績を管理し、集計や印刷、配布などを行っていました。効率的な作業を考える余裕もなく、ひたすら作業をこなしていました。しかし、このままでは限界があると感じ、効率化の方法を模索し始めました。
そんな中、インターネットを利用してショートカットキーを学び、それを他の教師たちに教えるようになりました。さらに、事務職員に教えてもらいながら差し込み文書という機能を知り、効率的な書類作成方法を学びました。
ICTへの第一歩
何も知らないところから地道に知識を積み重ねていく中で、「あの人に聞けばいい」と信頼される存在となりました。しかし、これが負担になることもあり、私がいなくなったらまた昔のやり方に戻ってしまうのではないかという不安もありました。そのため、できるだけ多くの教員が同じように効率化できるよう、知識を共有することが重要だと感じるようになりました。
Google認定トレーナーへの挑戦
私たちの学校法人は4つの関連校を持つ大きな組織で、何も資格を持っていないと話を聞いてもらえないことも少なくありませんでした。ちょうど2020年度からGoogle Workspace for Education Fundamentalsを導入していたため、Google認定トレーナーという資格を知りました。
私がPCスキルを身につけるために実施したことは、それまでのインターネット検索からSNSを利用した情報収集へと変わりました。Facebookの教育関連グループに参加し、他の教員の苦労やアイディアを共有することで、新たな視点を得ることができました。
結論
PCスキルを身につけようと思ったきっかけは、生徒との時間をより多く確保し、書類業務を効率よく行うことで、家族との時間も作り、生活や仕事をより充実させるためでした。その中で、他の教員にPCスキルを伝えるためには資格が必要だと感じ、Google認定トレーナーを目指すことになりました。
次回は、Google認定トレーナーになるために実行した具体的なステップについてお話ししたいと思います。最後までお読みいただきありがとうございました。よければ「いいね」ボタンを押していただけると、今後のモチベーションが上がります。よろしくお願いいたします。