本気で創作大賞受賞してほしい「文芸家」
はい。
この作品です。
作品と言うか、この人です。「ヱリ」さんです。
読んだ方は分かりますが、私みたいな感想文音痴が下手に紹介できません。世界が崩れてしまいそうで怖いです。
それほど繊細で、美しい文章を書くのです。
コムズカシイ、明治~昭和初期の文豪をイメージしてはいけません。
簡単に言えば、現代の「芥川賞作家」です。
私は真剣に書いています。本当にその壇上にあがって問題ない人だと信じています。(今までこんな発言を他の人に言ったことはありません)
声を大にして言いたい。
「ヱリさんは、間違いなく売れます」
創作大賞って、商業出版を目的をしていますよね?
協賛されているメディアの方々は、「売れる」作家さんをご所望ですよね?
でしたら、この人をおすすめします。
ヱリさんのプロフィールには、大したこと書いてありません。プロフィール用の記事もありません。何かのコンテストや公募で派手に受賞した経験があるかどうか分かりません。(あまり無さそう。だって書き始めたのもここ数年の話だったと思います)
でも大丈夫です。太鼓判を押します。
中間審査の方、お願だから信じて欲しい。
この人を、出版社さんの審査まであげて欲しい。
あがらなければ、こんな世の中、うそだと思う。
*
ヱリさんには文才がありますが、ペランと書いてるわけではないようです。
一文字ひともじ、その美しい顔を歪めながら産みだしています。
設定で「風俗」を扱うこと。
「大阪弁」での軽快な会話。
その所作にその表現?
ここでその形容詞?
漢字、ひらがなの「閉じひらき」ひとつをとっても
ヱリさんの指先から「文学」が産みだされていることを感じます。
繰り返しになりますが、難解な表現はひとつもありません。
公募に励む新人にありがちな、流行の(と本人は思っているけどその時点で使い倒されている)設定に頼ったり、自己満足の衝撃シーンをねじ込むこともありません。
現代の、等身大の女性の恋愛小説をただ描く。
その出来事の、どのシーンもが心にすっと溶けだし、瞬く間に毛細血管を通って全身に駆け巡ります。
その世界から、抜け出せなくなります。
まるで、抱かれているようです。
(抱かれているようにエロいです。官能小説ではないのに。ボソッ)
つべこべ説明するより、本文をいくつか紹介しようと思いましたが、第一話を読みかえして引用できる部分を探していたら「ここも、あそこも」で選べなかったので、やめます。
読んでもらった方が早いです。
未読の方は、どうぞ。
全く関係ないけれど、スキ数とは無関係に、私が好きな彼女の作品を二つばかり貼っておきます。ギャップもお楽しみください。
お願いします。
早く彼女の才能に、みんなが気づきますように。
早く彼女の才能が、みんなに気づかれますように。
神さま、お願い。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。 サポートしていただいた分は、創作活動に励んでいらっしゃる他の方に還元します。