連載小説「残夢」についてお知らせ
布団から飛び起き、今日もカチカチとキーボードを鳴らします。
最近更新できていない連載小説は、裏でめっちゃ進んでおります。
え、こんな書き出しで「シロクマ文芸部」のタグつけるつもり? 不真面目過ぎないか。なんでもアリちゃうで。
いや、いいのだ。だって、こんな記事もあった。↓
この記事に甘え、でも〆切時間はなんとなく気にしつつ、本日はこんな「お知らせ」的な記事を書いてみました。
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連載中の「残夢」は⑤のあと暫く止まっております。
⑥はとっくにできあがっているのですが、現在、第一話から加筆修正中です。まだ修正後の記事は投稿していません。【3話から5話までをいったん下書きに戻しました】
3月1日追記 理由あって1話から全て下書きに戻しました。
5月以降、全文を掲載できると思います。その日をお待ち下さい m(_ _)m
【6月10日追記】
公開したことのある 第5話 までを再度掲載しました。みなさまからいただいたコメントが嬉しいので削除したくないのです。
改稿後の第1話からラストまでは、6月14日以降、順次新規に投稿していきます。創作大賞2024応募用です。
下記の時点では「群馬」ではなく「D県」が出ると書かれていますが、最終的にはやっぱり「群馬」です。(どーでもいい)
【追記ここまで】
理由は主にふたつ。
①書き始めは先をしっかり決めてなかったので進めるうちに齟齬がでてきた。
②ミステリ部分とそれ以外のバランスが悪くなってきた。
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第一話は、雰囲気だけで書きました。
第二話以降を書こうと決めてから、ラストはざっくり決めました。
書いているうちに「最初に書いておくべきだった」「あのセリフをどう繋げようか」の無理やり感が出ているのを誤魔化してきました。
また、想定したラストに至るまでの人物設定を練ってゆくうち、「人となり」を表すための描写、ミステリの本筋とは関係ない描写をどんどん書きたくなりました。
すると、そもそものミステリ部分の説明があまりにも少なすぎる。
「これ何の話だっけ?」とならないためにバランスを整えたいと思うようになりました。
読んでいて好きなミステリは、トリックや謎解きメインではなく、人間の心理描写がきちんと描かれている作品です。(必ずしも人が死ななくてよい)
本格ミステリではなく、社会派ミステリです。
私が書きたいものも、そうです。
それにしてもバランスが悪いので、第一話から加筆修正しました。
大筋に変更はありません。
ですので、今まで読んでくださった方に、絶対に最初から読み直して欲しいとは思っていません。
ですが、いつも細かい部分にも気を使って書いているつもり(伏線というか根拠、背景など)なので、改めて読んでいただきたい気持ちはあります。
ですが、加筆修正した部分に「必ずしも大きな意味がある」とは限りません。
読み直しはしない方のために、一応知っておいて欲しい「修正した情報」を二点書いておきます。
①連続通り魔的事件の犯人は「白いコートの女」→「トレンチコートの女」
え? どうだっていい? まあ、そうかもしれません。
ぶっちゃけ、なんでもいいんですが、「より一般的なもの」に変更しました。
読んでいたかたの中で「白いコートだった?」と思われている方もいると思います。第一話はコートに全く触れておらず、知らない間にシレっと出てきた情報です。(思い付きで書き始めるからこうなる)
ですから第一話から女が着ていたと明記することにしました。
②堂森ケンさんの離婚した妻が群馬出身 → 群馬ではない。
え? どうでもいい? まあ、そうかもしれません。
そもそも元妻が群馬出身である必要はなく、なんとなく群馬トリビア(運動会の話)を書きたかっただけなのです。
修正した話に「群馬」という地名は出てきません。ただし「D県」が出てきます。D県といえばミステリ好きの方は「どこかで聞いたな?」と思いませんか。
そうです。群馬出身の横山秀夫さんが書かれた「64」です。ロクヨン以外にも横山さんの作品には「D県警」が出てきます。
めちゃめちゃ好きです。でも本音を言えば、本よりも映画よりも、NHKドラマのロクヨンが一番好きです。もちろん原作が良いから良いドラマになったのですけどね。あれは、本当、まじで最高!
ということで、D県を群馬のイメージで読んでいただいて結構です。そうなった場合、元妻が群馬出身だと困るのです。困る理由は読者さまは深く考える必要はありません。私のいろいろな設定上、不都合が出てきたので変更しました。
その他、人物の年齢とか、所属部署の標記とか、細かいところはシレっとすでに書き換えています。
警察組織は難しいです。
所轄は通常「部」とかないのね。「一課」とかないのね。
それすら知らずによく書き始めたもんだ。それらを調べているだけでめっちゃ時間を使います。
参考になるのは意外にも「踊る!大捜査線」。所轄の話ですから。
そして最近、今野敏さんの「隠蔽捜査」シリーズを6冊程読みました。主人公はキャリア警察官ですが降格人事で所轄の署長になります。
「残夢」のケンさんがお堅くて真面目なのは、その人の性格に若干ひきずられている…いかんいかん。
というわけで、この記事を投稿するのも結構勇気いります。
だって、まだラストまで書いていません。私は長編を書くとき、ラストまで書いて、第一話を大きく書き直したくなることが、よくあります。
また途中で「書きかえてます~」なんて報告はしたくないのですが。
まあ、長い目でみてください。
では、本日はこれにて。
修正したものを掲載するときにはまたご連絡いたします。