教員不足と賠償請求の件が関係ないはずがない話
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小学校のプールの水を張る作業の不手際で大量の水が無駄になった事案で、市が男性教諭に賠償請求したこと
ここ最近 X(旧ツイッター)で議論になり、私もその議論に加わってしまいました
その決定が理不尽か、理不尽でないかという話で、議論は平行線になりましたが、ここでその考えをまとめたいと思います
この件の何が問題か
労働者の権利は基本的に雇用主が守る義務があります
だからそれが守られない場合、労働基準監督署にいく必要があります
しかし、公立校教員は労働基準監督署の管轄外でその権利はが守られているか非常に疑問な立ち位置にいます
例を挙げるなら 給特法で超過勤務手当を支給されないシステムが作られ、過剰労働になっている点、そしてそこから本来教員の仕事ではないことも求められ、こなさなければならない環境にあることが最近の教員の現状なのではないでしょうか
本来労働基準監督署で是正されるような内容でも、身内で内々に処理されるような状況になっていると考えられます
そういった不適切な環境の中で今回の事件は更に教員への追い打ちを与えるものだったのではないでしょうか
そして多くの方がその理不尽さと理屈の合わなさに首を傾げたと思っています
また今回の件は学校側、市教育委員会の体制の不透明さも目立ちます
・男性教諭のみにその仕事を振っていたなら他の教師にはなぜ振らなかったのか
・その業務が体育教師であることが根拠なら、そこに責任が必要以上にのしかかっていないか
・全体で見るシステムはなかったのか ないならそれはなぜなのか
・今までもこういう事例はあったのに対策を打てていなかったのか
こういった問題点が挙げられますし、教員のミスに対して、学校、市教委側の不備やミスは棚上げになっているのではないでしょうか
これは教師個人の問題ではなく、体制の問題だと考えます
不透明さからくる問題解決の方法に不満が噴出しているのだと思いますし教員に対してのこれまでの扱いもそれを加速させています
そもそも業務はミスが前提で組まれるものです
「業務上の契約だからこういった賠償が理に適い真っ当である」とする前例が生まれ、個人にも責任を取らせようとするならそれは「業務上の欠陥」ではないでしょうか
「教員は守られないもの」として更に教員不足が加速する可能性があります
それなら教員や世論から「業務上の契約」を見直す動きを起こさなければなりません
教員にも落ち度がある、責任があるという話も分かります
しかし体制側にも多くの落ち度と責任がありますし、それを整理しないまま個人にも責任を持たせるシステムが認められてしまったなら
それは紛れもなく「理不尽」でしょう
正直、私は最近の学校のシステムや教員に対していい印象を持っていません。発達支援の領域からみた学校組織への率直な感想です
しかしだからと言って理不尽な目に合ってほしくはないし、これで更に追い詰められれば、困るのは子ども達です
こんなシステム上の欠陥に躓いてる暇はないのです
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以上になります
これからも少しづつ投稿していけたらと思っています。
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