【読書感想文】82年生まれキム・ジヨン
なんだか凄い考えさせられる小説ですね。
キム・ジヨンが変わっていく姿
男社会から変わってはいるが、肝心なところはまだまだ変わっていない社会
多様性という言葉が飛び交うようになってきている社会ですが、日本でもまだまだ私も含めて、そういうものだと割り切ってしまっていることは多くある。
私は男ですが、どちらかというと女性が多い職場にいる
育児休暇など取りやすいような空気感はあるが、新参者(子供が沢山いて入社してきた方)には風当たりが強い
「私は、育児をしながらも仕事を頑張ってきたんだ」という人もいる
子育てか仕事か
結局はどちらかが犠牲になってしまい、とはいえ、どっちも非難される
本書の中にも「ママ虫」という言葉があったが、こんな言葉は作らないほうがいい
いつか自分の首を絞める
「いいご身分で〜」なんていう人
きっとどうにもならない世界で、すっきりしたいだけ
だとしても、そう言われて苦しむ人もいる
どの世界がいいか悪いかなんてわからない
もしかしたら、私も環境によっては女性を下に見ていたかもしれない
嫌な言葉をかけていた、もしくはもうかけてしまっているかもしれない
自分ごととして捉えて、しっかりと考えてこれからも生きていきたい
おそらく、どうにもならないことが多いのだと思うが・・・