太もも先生
現代の日本ではほぼ絶滅しているであろうセクハラ教師だが、僕の中学一年生の担任がそれだった。
その担任的になにか悪いことをしたとき、男子の場合は、名前がわからないけどプラスチックで出来ている、よくしなる細い棒で手の甲を叩かれるか、太ももをつねるかどちらかを選ばさせたのだが、女子はなぜか太ももをつねる一択だった。
中1と言えば思春期まっさかりの子が多かったので、その担任の行為は即座に広まり、「エロ○○○」というあだ名をつけるのが男子の間で流行した。女子は女子で、大人しい子は太ももつねりを受けても泣き寝入りだったが、女ヤンキー達は黙っちゃいなかった。太ももつねりを受けた1人の女ヤンキーが、相当悔しかったのだろう、泣きながら親だか別の教師だかに報告したらしく、少し騒ぎになったことがあった、すると続々と被害を訴える女子生徒たちが出てきて、そのせいなのかはわからないけど、2年に上がる頃に、その担任は別の学校に行ってしまった
今現在、セクハラ教師はどうしてるのだろうか。生きていれば70歳前後だろう、僕が思うにまともに教師人生を終えたとは思えない、男子生徒にぶん殴られているか、女子生徒に太ももつねりをしたことで教師が出来なくなっているか、セクハラで訴えられているかもしれない。
どちらにせよ、そのセクハラ教師にツケがまわってきていることを願うばかりである