博物館レポート②◇弘前れんが倉庫美術館
弘前れんが倉庫美術館 博物館レポート①の続きです。
入り口右手にある受付で展覧会のチケットを購入し、いざ入場です。
汗だくになったのでクールダウンのため、ロッカーに荷物を預けお手洗いでゆっくりしよう・・・とやっている間にも、そこかしこに見たいものが出てきてぜんぜん落ち着けません。
私が訪れた時期は蜷川実花さんの展覧会の最中でした。
ここからは「弘前エクスチェンジ#06「白神覗見考(しらかみのぞきみこう)」」を見ながら、ライブラリーへと向かいます。
今回は美術館建築を目的としていたので、床とか壁ばかり見ていて展覧会の内容には一切触れませんでした。
蜷川実花さんといえば極彩色の写真で有名ですが、この美術館の持つ建築の深みみたいなものがいい具合にキラキラ感を中和していたように感じました。いわゆるホワイトキューブと言われる作品ありきの展示室では出せない味だなぁと思います。
もちろん、博物館が所蔵する作品や展示品の温湿度管理など素材や性質によるものであることも大きな要因はあります。
弘前れんが美術館のような美術館は「場所」「建築」「作品」と、美術館の活動を総合的に感じることができ、博物館体験としてとてもいいなと思いました。
そして改めて建築が意識的にも無意識的にも人に与えるものって大きいんだなと感じ、そういった建築が自分の住む地域にあることはとても豊かなことだと感じました。
博物館建築のレポートは今回で終わりです。
しつこいようですが、最後に夕方の外の様子を再びご覧ください。
それでは次回は、いよいよ?最終回。ゆるめの弘前建築レポートをお届けします。