ふと思った、わたしの読書遍歴
たった今、桜木紫乃の新刊を読み終えた。
「北のおくりもの」という北海道をテーマとした短編集を読んでからは、
北海道の作家さんの小説をよく読むようになりました。
その流れ?でわたしの読書遍歴を振り返ってみようかなと思います。
小野不由美の「十二国記シリーズ」にはまった小学生
丁度アニメが放送され、漫画も本も集めていた小学生時代。
美しい絵と壮大な世界観にすっかり魅了され、薄ら寒いホラー感に怖さを覚えながらも、異世界で強く生きようとする魅力溢れるキャラクターが好きでした。
最近はホラーは読みませんが、この頃の影響は大きく、恐怖や悲しみは人間の本質的な部分に繋がっているように思います。
そういうことを自分なりに小説に入れたいという気持ちは、この頃に形作られたのかなと思ったり。
恋愛小説にはまっていた中学生~大学生
冷静と情熱のあいだ、という小説から江國香織にどっぷりとはまっていた中学時代。この頃から恋愛小説を書いていたような・・・(笑)
それから山田詠美、島本理生、山崎ナオコーラのエッセイなどを読んでいました。
「八日目の蝉」の影響で舞台の島へと旅に出る。
映画から入りましたが、原作も何度も読み返しました。
不倫相手の子を誘拐した主人公とその子を我が子のように愛おしみ、美しい瀬戸内の島で暮らす姿に胸を打たれました。
・・・そして小豆島へと旅に出ます(笑)
それから、瀬戸内海に魅了され、今の創作活動に影響を与え、本と旅が密接なものだと感じるようになりました。
肌を伝うその土地の感触や情景と思いに馳せれば、よく聞く本は心の旅になります。
そして、旅もまた物語を映し出してくれるのだと思います。
ここ最近は村上春樹。
村上春樹を読むようになったのはここ数年前からです。
あまりメジャーではないかもしれませんが、
「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」から入りました。
それから長編、短編集、エッセイなどはだいたい読みました。
特に好きなのは「海辺のカフカ」。(これまた高松が舞台です)
15歳の主人公の少年カフカくんと、もう一人の主人公 猫と話しができるナカタさんなど登場人物も魅力的で好きです。もう一度読み返したい。
現在は北海道作家の作品に触れて
「北のおくりもの」という北海道出身の作家や北の大地をテーマにした作品を収録した短編集を買いました。
浅田次郎、河崎秋子、馳星周、原田マハなど贅沢な作家さんたちが勢揃い・・・。
北海道の美味しいもの紹介などのエッセイもあるから読みやすいです。
これをきっかけに、桜木紫乃や河崎秋子の作品を読むようになりました。
雄大で美しい自然や豊富な特産物と、そして厳しい寒さ。その土地で育まれた作家たちの物語はその情景を映してくれます。
北海道に行きたいものです。それからキュートなシマエナガにも会いたい!
これからも、読書を大切にしながら執筆もしていけたらと思いますが、なかなか両立が難しいものです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました✨
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