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顎関節症という歯科医療被害 2-5 関節結節「外側」の切除について(5)
(30P)
話を関節結節に戻すとしよう。 後の「第Ⅴ章 顎関節脱臼」にある「習慣性顎関節脱臼の外科処置」の項では関節結節を切除した患者が術後に中耳炎を発症し、事もあろうに担当著者の瀬上夏樹氏は顎関節の外科処置など専門外であるはずの耳鼻科の医師にその責任を擦り付けている(何故奴[5-1]参照)。なぜ患者が中耳炎を発症したのかを考えれば、通過儀礼のごとく術者の都合で関節結節を骨ノミで叩き割り切除・整形することの危険性がわかる。
前に説明した通り人間の頭骨は脳の容積を増やす為に強度を維持しながら軽量化も同時に図らねばならない。同じ材料を使うにしても構造物の造りを工夫すればより高い強度を得ることが出来るし、強度が十分に得られるならばその容積をさらに増すことも材料を節約することも出来るはずだ。だが、単純に厚みを増して強度を高めれば構造物の重量も増し、今度はそれ自体を支える為により多くの材料が必要になってしまう。ヒトという動物として、それは無駄でしかない。
無駄を省くため、ヒトに限らず動物の骨は緻密質という硬質の骨でその外形を作り、海綿質というスポンジ状の骨で中を空洞に保つことによって骨全体を軽量化している。
それもただ気泡の様な丸い空洞が散在する訳ではない。クモが網目状に糸を張り巡らせるように、ある程度に規則的な形で骨の部屋が無数に作られ、大きくぶら下がるハチの巣のように骨の強度を保っているのだ。必ず骨の構造は動物の習性に合わせた力学的な合理性を兼ねている。それをわきまえず知ったかぶりの人間が手を加えるという事は只々危険でしかない。
リスク(危険性)という言葉をよく○○医師達は使用するが、本来であればそれは施術によって生じ得る確実な予知ができない弊害を示す言葉のはずだ。しかし、私にはこの医学書の本文を読むほど、リスクという言葉が考えの至らないヤブ医師が自分の落ち度を誤魔化す為の逃げ口上としか思えないのである。筋を通して考えれば分かることを自分自身では考えず、誰かの作ったインチキデタラメな診断チャート(何故奴[4-5,6,7,8]参照)に患者を当てはめて医学的な根拠の無い処置を自分で施し、それが奏功しない可能性を患者の誰が治療リスクだと認めるだろうか。必要も無く処置の意味も分からぬまま当てずっぽうに身体をいじられ続ければ患者の症状はおかしくなるばかりである。
骨は形作られた後でコンクリートビルのように劣化するのをただ待っているわけではなく、ヒトの身体は生きている限り新陳代謝によって新しく作り変えられている。
しかし、身体が大きく成長してしまった後でその骨格を維持するために作り替える骨が不足してしまえば、材料不足のままで同じ大きさの骨格を作り替えることになる。そうなれば外目には同じでも気が付かぬうちに中身がスカスカな脆い骨になってしまうわけだ。
吸水させると大きくなる玩具の人形は水さえ枯れてしまえばおおよそ元通り縮み込むことが出来るとしても、硬い骨を長年紡ぎあげて大きくなってしまったヒトの骨格では同じことが出来るはずもない。それが何故かといえば水で膨らむ人形には造りなどなくはんぺんの様に何処を切っても中身が均一であるのに対し、骨には機能的な構造があって単純に縮むことが出来ないからである。
たとえ栄養源が無尽蔵にあっても、健康体そのものであっても、動物の骨はコンクリートの様にただ固く無駄に中身が詰まっているわけではないのだ。そして、図工の下手くそな○○医師が大工の真似をして得意気に骨ノミを加えて叩き割るヒトの関節結節も立派な骨であり、必要のない骨などではないのだ。
緻密質の表面を皮質骨で覆って中身を密閉しているのに、何の理由であれ骨に穴が開くことになれば細菌感染の危険性が高まるのは当然である。炎症を起こすほど関節が擦れ合っている状態に外科処置で切開を加えられ、骨の穴が直接外気にさらされているとなれば、患者が外科処置によって中耳炎を発症したとしてなんら不思議な事でもないだろう。 関節結節が穿孔したのは術者が執り行った外科手技の不手際であり、術者に決定的な落ち度がある。それは治療のリスクなどと言い訳が通用するものではない。この著者は術前にMRIやらCTやらを撮影させて自分自身で修正を加えて画像診断までしておきながら、患者の骨に穴を開けてしまったという自分の手が犯した失敗を、この歯学書の中で堂々と他人に擦り付けているのである。担当著者の人柄がよくうかがえるとてつもなく理不尽な振る舞いであり責任転嫁された耳鼻科医は本当にいい迷惑だったことだろう。
ノミで落とすにしろ、切削工具でガリガリと削るにしろ、骨を削り整形するという事は患者の骨を骨折させ傷口を作っているようなものだ。穴まで開かなくとも削られた骨は皮質骨が薄くなり、部分的に著しく強度が落ちてしまう。身体は削られた箇所を傷として反応し、骨を添加して修復する為に血管が拡張して周囲の血流が増え、術後には酷く腫れあがる事だろうし、無意味な外科処置によって生じた炎症で患者が術後に感染症を起こしやすくするのは当然である。
テコの支点として顎関節動作の土台をなす側頭骨の下顎窩は耳に隣接しており、内耳と中耳は側頭骨の錐体内に納まる構造となっている。まった、関節結節も側頭骨の一部分であり、それ故に関節結節に穴が開いて細菌が入れば骨の空洞を伝って炎症が広がり、それが中耳まで至れば患者は術後に中耳炎となる訳である。
先にも述べたが関節結節が何の意味もない骨の構造であるならばそんなものはとうに無駄として省かれ、進化の過程でそぎ落とされているはずである。○○医師達が外科ごっこをする為に骨を削るお楽しみを残しておいてくれるほどヒトという動物には余裕がない。
肩関節は左右にあり、独立してそれぞれ別の上腕骨を半分ぶら下げるような形で支えている。肩から先で左右が別の動きをしても、お互いの動きが大きく干渉される訳ではない。 しかし、顎関節は顎関節の後壁を背にして両手でぶら下がっている1つの下顎骨を左右で協調して支え、その巧妙な機械的動作を受け止めている。
顎関節の運動はよく蝶番運動に例えられて説明されるが、それはあくまで身体の動きを真横から観察した開閉口動作においてである。咀嚼(すり潰し)動作では顎を左右にずらしながら歯を擦り合わせることで効率よく食物の繊維を噛みほどく事が出来るという内容は先に示した(何故奴[2-3]参照)。だが、左右に顎を動かすといっても、蝶番金具の様に軸が1本通っていて真一文字に左右の顎関節を結んでいる訳ではない。
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両側下顎頭関節面の方向
ヒトの下顎骨を真上から観察した場合、顎関節にテコの棒先として収まる下顎骨の左右両端である下顎頭は左右の関節面が対になって逆ハの字になっている([私図7])。それは咀嚼で顎をずらす際に下顎頭が左右揃って真横にずれながら動作するという訳ではなく、バスケットボールでピボットをするときのように左右顎関節の片側を支点にして、もう一方の下顎頭が楕円軌道で円運動するように動作する為である([私図8])。
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下顎の動作を示す言葉に側方運動というものがある。側方運動とは、右へ左へ(側方へ)顎を動かす動作であり、咀嚼運動に際して顎を横へずらした時に上下の歯が干渉しないかを確認する上でも歯科医療従事者にとって重要な顎運動である。そのため歯科医院では虫歯の治療をしている時「○○さん、ギチギチ歯を動かしてください。」と、言った具合に歯科医師が患者の歯に付いたインクの跡を確認したりするのだ。
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A:閉口位。この状態が顎運動の原位置である。 赤斜線で示した外側翼突筋(下頭)が、蝶形骨「翼状突起外側板」と下顎骨「関節突起内側面」に付着し、前内方に非作業側(横に下顎をずらす方向と反対側)の下顎頭を引き寄せる。
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B:外側翼突筋(下頭)が作用するにつれて、非作業側の下顎頭は側頭骨関節面の形状に沿って下顎窩中央部から前内方に移動する。それに伴い下顎全体が作業側(右斜め前方)へ移動する力が作用するのだが、作業側の下顎頭は側頭骨「関節後突起」の形態に沿って外側前方へ逃げるように移動する。
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C:上顎歯列臼歯部の非機能咬頭を下顎歯列臼歯部の機能咬頭が越えて、Bよりも更に大きく側方運動した状態。通常の咀嚼運動でここまで大きく側方運動することは無いだろうが、意図して下顎を大きく動作する際の状態。また、外側翼突筋(下頭)が作用しなくても、横を向いて眠る時には下顎が自重で同じように動いているものと思われる。
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D:意図して最も大きく側方運動した状態。赤斜線で示したのは下顎頭の原位置であるが、作業側下顎頭の位置は後方(赤線)の関節後突起の形状に沿ってほぼ直線的に小さく移動している。それに対して非作業側の下顎頭は横にずれる作業側下顎頭を支点にして、楕円軌道を描いて円運動するように、前内方へ大きく移動している様子が分かる。
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側方動作によって外側前方に移動する力が加わる作業側の下顎頭であるが、関節後突起の形状が下顎頭後方の支えになっている。外側方向へ動くにつれて下顎頭が関節後突起を支点にして小さく回転するのが分かる([私図10])。
仮に蝶番金具の様に左右顎関節が一本の軸で文字通り真横にしか動かせない骨格だったとする。すると咀嚼の為に顎を横に動かす際、顎関節運動軸の延長線上に下顎骨を右へ左へと引っ張る筋肉が無ければならず、また、その筋肉が付着する為の骨格が必要になる。だが、軸の内側であるヒトの口腔内にはそんな余分なスペースなどあるはずも無く、顎を水平可動させるその未知なる筋肉と骨は顎関節の外側に作らねばならない。
真横にしか動かない機械的仕組みを斜めから引っ張るものならば、滑車でも作って筋の作用する方向を変えない限りは咀嚼運動の度に顎関節で酷い摩擦抵抗が生じることになる。井戸水を汲み上げるような大掛かりな装置を軽量化が必要なヒトの頭に設ける事は全く合理的ではないだろう。そうなればヒトの頭は顎関節が大きく張り出して凸凹になってしまう。先にも述べたが顎関節は耳に隣接している為、その妙な骨の出っ張りが森の中や人混みの中でゴツゴツぶつかる度に、酷く頭病みしてしまうことだろう。ヒトという直立二足歩行の動物が何の必要も無く尖った頭を持つことは只々危険でしかない。
少しばかり空想的な話を展開したが、心配するまでもなく現実にはヒトの頭は丸い。それ以前に非作業側の下顎頭が真横内側に動こうものなら下顎窩内側壁に干渉してしまうのだが・・・([私図11]B図)。側方運動時に下顎を動かす方向と反対側(非作業側)の顎関節では下顎頭が外側翼突筋(下頭)に引き寄せられ、関節後突起に沿いながら移動する作業側の下顎頭を支点にして回転するように動作するのである([私図11]A図)。
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ヒトが顎をずらす時には
下顎頭が真横ではなく斜め前方へ動く
歯科治療で歯科医療補綴物(入れ歯や銀歯等の偽物の歯)を模型上で製作する時、その製作者である歯科技工士は「咬合器」という道具を使用するのが一般的である。咬合器とは、患者から得た上下の歯型をセットして、顎の動きを機械的に再現する装置のことだ。しかし、どれだけ高額なものであっても、どれだけ念入りに調整して模型をセットしても、咬合器は本物の動きをそのまま再現できるものではない。咬合器の動作はあくまで咬合器のものであり、金属製で剛性が高くたわみがほとんど無いし、どれだけ慎重に作業しても顎骨がたわむ患者生体の動きとは異なるものである。歯科医療従事者はその違いを踏まえたうえで自分の役回りが何であるかを自覚しなければならない。
どれだけ高額なモデルであっても咬合器には円板軟骨を再現する構造など無く、頑丈な金属のフレームでは顎骨のしなりを再現する事など初めから無理である。咬合器の顎関節部は「顆頭球」という鉄の球体とそれを囲む平らな鉄板からなり、それぞれが顎関節のテコの棒先と支点の土台を単純に再現しているのだが、値段がどうであれ基本的な仕組みは変わらない。
咬合器上で側方運動を確認するとしてそれを真上から観察した場合、下顎を動かす方向とは反対側の顆頭球が鉄板に当たって位置が固定されそれが動作の支点(軸)となり、コンパスを回転させるように下顎は横へずれる。
しかし、ここで生体と咬合器には決定的な違いがある。咬合器では生体顎関節の下顎頭の代わりとなる顆頭球は硬い鉄板に囲まれて側方運動再現時に位置自体が動くことは無い。だが、生体の顎関節では下顎頭を外側から支えるのは関節包靭帯や外側靭帯であり、歪みの無い鉄板とは異なって顎関節を包む靭帯はゴムの様に柔軟なものである。それ故に側方運動をした際には下顎頭の位置は固定されず、下顎を動かす方向にある顎関節の下顎頭も逆ハの字の片側に沿って横へ動きながら下顎が回転することになる。結果として、咬合器では円軌道、生体では楕円軌道を描くように側方運動で下顎が動くことになる。
顎関節の外側を靭帯で支えて柔らかくし、動作に遊びが無ければ側方運動は出来ない。右も左もがっちり骨で固めてしまえばそれこそ蝶番であり、開口・閉口動作しか出来なくなる。もし、咬合器の顆頭球と同じよう下顎頭が顎関節内で大きく動こうとすれば、ヒトは側方運動の度に脱臼してしまうことだろう。
そこで下顎頭を外側から支える諸々の靭帯が付着する骨こそが関節結節である。ゴムの様に柔軟だといっても靭帯にはそれぞれの役割が決まっていて各々に適正な張力がある。骨と骨を繋ぐ靭帯であればその付着する土台の骨を削ってしまうと付着位置を失った靭帯は弛んでしまい、関節動作時に靭帯の張力が適正に働かなくなる。また、咀嚼動作を繰り返し下顎が定位置に戻る時、骨格の位置関係を維持する要の靭帯が緩いようでは元の位置も定まらないだろう。元の位置がぐらつくほど、上下の歯を噛んだ時に意図せぬ摩擦が生じる事にもなる。
この著者ら口腔外科医師のように顎関節の靭帯を剥離・切断して関節結節外側を切除・整形した場合ではどうなるか。剥がされて宙ぶらりんになった靭帯は当たり前だが顎関節の支えとしては全く機能しない。また、外側の骨を削ると側頭骨と下顎骨を繋ぐ靭帯の走行が短縮されることで長さがそのままの靭帯は弛んでしまい顎関節を支える力も大きく損なわれてしまうことだろう。
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側方運動による位置関係の変化(非作業側)
A:原位置、B:側方動作時
側方運動時に非作業側顎関節では下顎頭が大きく移動して外側靭帯の付着位置が離れており、下顎骨側の付着面と関節結節の付着面が平行に近づき、側方運動時に外側靭帯が最も有効に作用している(B図)。
また、下顎頭全周を囲む顎関節包靭帯も下顎頭が大きく前内方へ移動することによって付着位置が離れ、下顎頭を後方に維持する力が作用し、下顎頭を元の位置に引き戻す重要な働きをしているものと思われる。
側方運動時にとても重要な役割を果たしている「外側靭帯」も「顎関節包靭帯」も、側頭骨側で付着する箇所は、○○医師の外科処置に際して通過儀礼のように切り捨てられてしまう関節結節外側である。
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側方運動による位置関係の変化(作業側)
C:原位置、D:側方運動時
[私図12]で非作業側を観察したのと同じように、側方運動時に下顎をずらす方向の顎関節(作業側)を考えてみると[私図13]のようになる。側方運動によって下顎頭が外側に移動して関節結節との距離が短くなる為、関節結節に付着する外側靭帯はたわんでしまう事になり、作業側の顎関節では靭帯としての張力が働かない(D図)。
第Ⅰ章にあった「局所解剖の要点」で記されていた関節包の説明内容で私にはどうしても引っかかる文面がある。
「(前略)とくに顎関節の外側では、関節包は
側頭下顎靭帯の補強を受け強靭であること
から、下顎頭の外側方向への移動を
制限するはたらきがある。」
「側頭下顎靭帯の補強」とあるが、それはこの著者が解説した文脈からして外側靭帯のことである。しかし、外側靭帯が有効に作用するのは[私図12]で私が示したように側方運動で下顎頭が前内方に移動した時と、開口動作時に蝶番動作を制限して滑走運動に移行する為の補助としてなのだ(何故奴[2-1]の[私図1]を参照)。
「下顎頭の外側方向への移動を制限するはたらきがある。」
というのは某大学教授をなさっている第Ⅰ章担当著者の噓っぱちである。人間としての理性を持ち合わせていない誰かに顔を横から殴られたり、近代医療のヤブ医者に顎を無理矢理引っ張られるようなイタズラに作用する理不尽な外力に対し、顎関節構造の必要な防御として外側靭帯をヒトが進化の過程で得るに至ったのか、私にはとても疑わしい。
専門家として顎関節動作の機械仕掛けを真っ当に考えれば、関節結節の形状もそれに付着する関節包靱帯と外側靭帯も、ヒト自身による動作の必要性から生じた最も無駄のない構造として考えるのが妥当なのである。
側方運動時の顎関節構造を考えれば下顎頭の前内方への可動制限において外側靭帯の付着位置はとても理にかなっている。外側靭帯をガムテープに置き換えて考えてみれば、この〇〇な著者が主張するように「下顎頭の外側方向への移動を制限するはたらきがある」訳がない事は明らかである。段ボールを貼り合わせるガムテープも、ぐちゃぐちゃにたわんで貼り付いてしまえば邪魔なゴミでしかない。
顎関節全置換術によって人口顎関節を移植された患者に顎関節の脱臼が生じる理由は数多くあるが、その理由の1つがここにある。靭帯は自分自身の骨に付着することは出来ても、金属のプレートや人口関節頭に付着することは出来ないし、どこぞのキチガイ医師のように靭帯をワイヤーで縫い付けたところで、何百回と反復する毎日の咀嚼動作に対してそんなものが長く持つはずも無い。
魚釣りをしていて釣り糸が不意に切れるのは何故だろうか。たいして弾いてもいないのにピアノ線が切れるのは何故だろうか。考えれば分かることだが、学歴エリートな彼らは平気で患者の身体を実験台にして見事に失敗するものである。
身体の機械的な仕組みを理解していたなら、靭帯が無ければそもそも正常な動作など不可能であると分かるはずである。そして、靭帯が有効に働く為にはその付着する骨が適切な形を保っていなければならない。
しかし、彼ら○○医師は平気で患者の顎関節の靭帯を切り開き、二度と復元できない形に関節結節という顎関節動作を支える大事な骨を切り落とし、とても重要なその後の処理も不明なままにご自慢の手術手技説明を終えるのである。
連中が凄惨な外科ごっこ遊びをひけらかし、後片付けもせずやりっぱなしであることは想像に難くない。自分達の行いが何であるかを自覚していないからこそ他人の目にどう映るのかも考えられず、数々の傷害罪の証拠を医学書として16,000円(税別価格)もの高値をつけて自ら出版しているのである。そして、気狂いで馬鹿な連中のはしたない行いが、生活もままならず歯科技工士として働くことが出来なかった無職である私の目に留まったのである。これはただの偶然ではないだろう。DQNの川流れという言葉がネットスラングでよく使われるが、人目もはばからず羽目を外し続けてやがて痛い思いをするのは自制心の欠落した張本人である。顎関節専門家を自称する担当著者ら○○医師は子供でもなければ学生でもない。社会的地位のある高給取りの大人である。
ヒトは洗練された動物の一種であり、直立二足歩行に伴い顎関節に特異な進化をとげた。その構造に知ったかぶりの現代人が手を加える余地などはなから微塵も無いのである。