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オトコ と オンナ はどうしてすれ違うのか?

オトコとオンナのすれ違い。

夫婦やカップルにとって、少なからず悩みのタネになりますよね。

もともとは、私の大好きなクリエイターさんが、「男性の気持ちがわからない」とつぶやいていたのが端緒になります。

「女性の愛情が、なぜ男性に通じないのか」

この課題が深刻になればなるほど、二人の関係は崩壊に近づきます。

このテーマに対して、明確な答えを出してくれる本があります。

この本は、女性から見た男性像および対男性とのコミュニケーションを取るためのヒントを提示してくれます。

彼女が言うには、脳の構造に性差があり、男性は「ウルトラマン」であると断じます。

右左脳の連係が緩慢だと、奥行き認識(ものの距離感の把握)が得意なので、「遠く」や「全体」や「機構」がよく見えるようになる。代わりに、目の前のものの観察力がとんと低い。(中略)「自分」のことにはあまり意識が行かず、「世界」を意識するのが、男性脳の傾向にして役割だ。ほらね、ウルトラマン脳でしょう?

黒川伊保子「女と男はすれ違う!」

ここで、簡単に補足しますと、人間の脳は、左右に分かれていて、左脳が主に言語分野を司り、右脳が空間認知やイメージなどの非言語分野を司ると言われています。

この左脳と右脳を連係する部分を脳梁のうりょうと呼びます。

この脳梁のうりょうの太さに性差(個体差)があると言われています。

つまり、脳梁のうりょうが細い、いわゆる男性脳は、左脳と右脳が切り離されていますので、左脳と右脳がより強くつながっているいわゆる女性脳とは、構造が違うと言われています。世界の見え方が違うのだとか。

但し、脳機能学は、未だ発展途上ですので、飽くまで仮説の段階ですが。


話しを戻しますが、黒川氏が言うには、

女性脳が共感や愛を中心に置くのに対して、

男性脳は、問題解決や評価などの分析能力に優れてい

ると断じるわけです。

「なぜ、夫と話が通じないのか?」
「なぜ、頑張れば頑張るほど、心が満たされないのか?」

この疑問に対し、上記の脳機能論である程度解答が導き出されるわけですね。

また「世の中は男性脳社会」であるとも述べています。

男女平等を謳いつつ、男性的な「問題解決」「分析」が求められ、働く女性の「男性脳化」があるとも指摘しています。

そうではなくて、ホントの男女平等とは、「男性脳」と「女性脳」を並立させることなのかもしれません。

ご興味のある方は、ぜひお読みください。


この「男性脳」/「女性脳」の区分に関しては、異説もあります。

肉体的な性別とは比例しないという説です。

飽くまで大まかな傾向として脳の性差があるということで、もちろん例外もあります。

男性で、女性的な考えを持っている場合もあれば、その逆もあります。また、その両方に通じている人もいます。

私などは、男性、女性、どちらの世界観も理解してますので、両方あるタイプかもしれません。



男性諸氏に伝えたいことがあります。

もう少し、女性の気持ちを汲んでください。

およそ日本男子は、背中で物を語ることを美学としてきたキライがあります。

しかし、今の女性は、3歩下がって男性に従って生きて行くようなことはしません。

そのような夫婦関係が求められたのは、昭和の頃なんですね。

令和の時代には、令和の価値観があります。

もう少し女性の生き方に、興味を持ってみてもいいのかもしれませんね。

愛する女性の泣く姿を、好んで見たい男性はいないはずですから。

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