身内が私の障害理解をしようとしない話(聴覚過敏が中心)

うちは父が既に他界している。母と上の子(性別伏せます)との3人暮らしだ。3人とも同じ心療内科に通っている。

私に発達障害の気があるとの話の段階で、母は主治医に「発達障害の事、少し調べてみて」と言われていた。それから半年は経ったと思うが、母は未だに調べてくれていない。
──────────────────────
最近、就労移行で色々あって荒れて、母と大喧嘩した。溜まりに溜まったものが全て溢れ出して、結果的に母を泣かせた。これに関しては全面的に私が悪かったと判断し、最終的には和解した。母は許してくれたし、「私は味方だよ」とも言ってくれた。

しかし、聴覚過敏や処理速度の遅さに対して配慮がない…というより、そもそも理解をしていないように思う。
うちの母はドラマや映画が好きだ。食べる事も相当好きだが、3度の飯よりTVが好きなのではと思う。その上、母は片耳が機能していないので音量がバカでかい。TVの字幕をオンにしているので隙あらば音量を絞っているが、かなりの頻度で爆音に戻される。

私も大人なので部屋を離れるなどの自己対処はしているが、周辺にキッチンがあったり、リビングが主な活動場所だったり、自室に飲食物を持ち込まない事から、やはり限界はある。私が合わせる義務があるのは知っているが、身内が配慮として少しも歩み寄ってくれる様子すらないのは何故なんだろう。障害を持っている事自体が間違っているんだろうか。私の存在はバグに過ぎないのだろうか。

私の聴覚過敏に配慮して欲しい事、母の片方の耳が悪くなったらこの先母自身が辛い事、互いに穏やかに過ごしたいという理由から音量を絞ってもらうか、イヤーマフの購入をお願いした。理由として、耳栓は器官を直接塞ぐのでそれはそれでストレスだし、今は就労移行に通っており、金銭的にも厳しいからだ。
結果としては渋られたし、生返事を貰った。最近は言い方や言葉にどんなに気を遣っても、話題を出すだけで不機嫌になったり怒り始める始末だ。

上の子には何を相談したって茶化すだけで真面目に答えてはくれないし、話題自体を嫌がってすぐに話を逸らす。私と母の不和も嫌だそうだが、本人のメンタルが弱いので仲裁をお願いしても大体は望み薄だ。

私だって好きで聴覚過敏を持っているわけではない。そもそも好きで発達障害を持っているのではない。結局、2人とも当事者ではないから他人事なのだと思う。「味方」とは何だったのか。本心だとは思うが、一時の感情で言っただけなのだろうか。

上の子はともかく、母はこの世にいわゆる「普通」とは違う人間を生んでしまった事を自覚してほしい。何というか、身内に発達障害者がいるという当事者意識がないように思う。

雑音によって、耳から脳内を滅多刺しにされるような感覚を理解した上で接してほしい。世界はこんなにもうるさいと感じている事を知ってほしい。
2人とも私が聴覚過敏を持っているのは何となく把握はしている、のに。雑音がどんなに苦痛であるか、いくら説明しても全然分かってくれていない。

前述の通り、父は既にこの世にいない。まあ、いても困るような人だったけど。故に家族は2人だけだ。2人とも私が一生背負う障害を理解する気がないのであれば、やはり障害を持っている私の存在自体が間違っているように思えてしまう。

死ぬ事は全面否定されるし、生きるのはつらい。どうしたらいいんだろう。