ダイエットには筋トレ? 有酸素?
ダイエット中によく2つに分かれる【筋トレ】【有酸素】
では実際どちらを行うのが良いのでしょうか。
2021年 ユニバーシティ・カレッジ・ダブリンのO.Dnoguhueらは、
有酸素運動と筋トレによるダイエット効果について5つのランダム化比較試験をもとにした研究を行った。
結果
有酸素のみ筋トレのみよりも両方をセットで行うことがさらなる減少に
寄与し、心肺機能を高めることを示唆
さらには、2021年Rojo-Tiradoらは、6か月のダイエット後に食事制限と運動をつづけ、3年間にわたって体重の追跡調査をしました。
被験者はそれぞれ【筋トレのみ】【有酸素のみ】【両方】で行いました。
その結果、体重、脂肪量ともに最もリバウンドが少なかったのは
【両方】のグループであった。
このことからもわかるように有酸素と筋トレを行うことがもっとも
体重や脂肪量の減少を防ぐことが研究からも示唆されています。
では、次はダイエット時に行う筋トレは高強度が良いのか低強度が良いのか。
ダイエットには低強度トレーニング
ダイエット時には筋肉をつけることともう一つ脂肪を燃焼することが必要になります。
一般的にイメージする筋トレは重りをもった高強度トレーニング
ですが、高強度のトレーニングでは無酸素状態となり
脂肪の効率的燃焼はしません。
一方低強度のトレーニングは部分的に有酸素代謝によってエネルギー生成
をするため脂肪を燃焼しやすくなる。
近年では低強度トレーニングは高強度よりエネルギー消費量が高いと報告されている。
2019年の研究では、最大筋力の80%で行う高強度トレーニングと30%で行う
低強度トレーニングを疲労困憊まで行いました。
結果は低強度トレーニングの方がエネルギー消費量が高くなった。
ここで大事なことは、疲労困憊まで行うことです。
仮に低強度である程度回数でやめてしまえば
高強度で同じ回数を行った時よりもエネルギー消費が高いはずがない。
低強度でやる分高回数のトレーニングが筋肉の育成とエネルギー消費を
効果的に発揮する。