チャイティーソルジャー

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BL漫画で号泣した結果詩人になった30歳男性の話

あなたは、人生を変えるBL漫画に出会ったことはありますか? ありますか? そうですか・・・ ありますか。 正直なあなたにはこの金の「ギヴン」と銀の「ギヴン」を差し上げましょう。 え?ギヴンが分からんから教えて? しょーがないねえ!(ガサゴソ) ちょっとだけだゾ☆ ってことで思いっきり私の私物大公開イイッ☆ (アニメ本編はdアニメで10周はしてるのでDVDボックスのことは言わんといて!ニワカやって、分かっとるし・・!) まあ私の私物はどうでもいいとして。 この「

    • 〈詩〉あとがき

      この小説はもうまもなく終わるだろう あとがきに触れながら思う これを読んでいる私はせいぜいまだ2章目が始まったくらいだと 最終章のそのまた後の出来事から、明日からまたは読み終えた直後に何をするか考え始める あれもこれも、新しいことややりかけのこと、諦めてしまったことまでランダムに思考と記憶の棚を行ったり来たりでさっきから文字が頭に入ってこない、物語が終わればまた世界へと引き摺り出されてしまう 焦るほど呼吸は浅くなり思考も鈍り精神が地下深く浄水槽の中に溶け出していく このまま綺

      • 〈詩〉Choose

        進む事が怖いのなら 生きてゆく事など鬼畜の所業 選べないの裏側にあるのは恐怖 自分で舵を取ることの最大の不幸は己が無力さを知ることにあった 刻限は迫ってる いつまで生きても「時間がない」と焦っている 「早く」と急かすその裏側で どうせ朝日は登るからと惰性の思考が漂っている 年月を経て理解したのは 選ぶ事より実際に動き続ける事の方が何倍も困難だということ あれもしたい、これもしたい、ならすればいい 行動ではなく羨む事が目的になったのなら どうぞ、お好きに いつも何かに人生を握

        • 詩:浪費

          電池が切れるように眠りに落ちて 目覚めると首の左側が痛い、固いソファのせいだ 歪んだ背骨、治らない猫背 まるで性格を写したような身体と生活習慣 飲み干せなかったプロテインの残り つきっぱなしのテレビの液晶が写すグーグルChromeの色鮮やかな壁紙 いつか買うため机に貼った「VANSスリッポン7,700円」のメモ書き 隣の乾燥室では空気清浄機が控え目に鳴ってる 朝日が漏れるカーテン 焚かれたお香から登る南国風の香り  家の横は158号線 車が地面を蹴り風を切る音が響く 健康

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        BL漫画で号泣した結果詩人になった30歳男性の話

          コンプレックスをちぎれ

          腕振りがダサい走り方ってめっちゃダサく見えません? もう一目で分かるじゃないですか、ああこの人昔運動部じゃなかったんだなとか、この人は綺麗だから陸上とかやってたのかなとかこの人は巨人の奇行種の元ネタになった人だなとか。 大人になって走ることは減ったけど、数少ないランニングチャンスで、その人がデキるかどうかがジャッジされる。世間とはそういうものです。恐ろしいものなのです。 仕事がデキるかどうかよりもそう、 大事なのは走り方。 ランニング中、家や店通り過ぎる時にガラス戸はい

          コンプレックスをちぎれ

          新しい職場で生き残れ!!

          「自分に矢印が向いてる時に人は空回りするんです」 講師が言った。 ずっと思ってた事だった。 仕事場では空気を読んで動く能力が求められる。いろんな状況を見て聞いて自分はこの状況で何をすべきなのか判断し行動に移す、それを繰り返す中で出来ることを増やし成長していく。 そうやって体裁を気にする時いつも一つの答えに行き着く。 「それなら何もしないでおこう」 分かっててやらなかったらそれは罪。それは分かる。だから知らぬ存ぜぬでやり過ごそう。そしたら正解を知ってる人が動いてくれ

          新しい職場で生き残れ!!

          ライブTを買うか買わないか問題に終止符を

          オメェ1人にゃ、突き刺す 刺さりました。 ふっかいトコに突き刺さりました。泣きながら歌いやがってよ、あんなんズリーよ。 先日行ってきました。般若の20周年ライブに。 いやー、最高やった。もうね、 般若最低!! (注:彼は誉めています) 言葉の重みが違ったわ、言葉に生き様が乗っかってるわ。もうね、全体重かけて打ってくる。フルスイングのドラゴンフィッシュブロー、受けきれねえわこれは。真柴も立ち上がれんわこりゃ。 ところで、 みなさんはライブTって買います? 僕はね

          ライブTを買うか買わないか問題に終止符を

          末陳愚

          漢字で書くと 端程山 MyGo!!!!!から新曲出ましたね。MyGo!!!!!っていうのはバンドリっていうアニメに出てくる1つのバンドのことです。ちなみに他のシリーズは見てません。でもこのシリーズだけはもう10周はした。めちゃくちゃ良い。話が面白い。 https://amzn.asia/d/7pz39hB なんかともりの声の囁き度増してるよね?もうほぼ歌じゃなくて息だよね? 相変わらず読み方は分かんないけど良い曲だった。 そんでやっぱ歌詞がスゲー好き。 登ってきた

          物書きにとっての文字とは何なのか

          あなたは、血で書いてみたことはありますか?? マインドスキャン☆ あなたは今、そう思いましたね? これがマインドスキャンです(DOOON⭐︎) 「血で書く」 中々のパワーワードだよねこれ。 かっこよくない? この言葉は元々藤原華さんていう一回目の創作大賞を受賞したお方が使ってたもの。藤原華さんのことはとっくに知ってる人の方が多いと思うけど、めちゃくちゃ書くってことにストイックに向き合ってるこの記事とこのパワーしかないワードがかなり気に入ったんだよね~! 詳しく知

          物書きにとっての文字とは何なのか

          【詩】シルエット 

          等身大の自分ほどパッとしないものはないよ ありのままでいいんだよって誰かは言うけど このままの自分に意味なんてあるんだろうか そもそも生きるって何? 世界って何? 問いは山ほどなのに 答えはあまりにもあやふやで 何が楽しくてみんな生きてるんだろうって ねえ、憧れのあの人のシルエットみたいに 着るものも話し方さえも近付けてみたけれど ピッタリは重ならず どこかがはみ出してて はみ出したとこは削ぎたいの それを僕らしさとはしたくないんだと 僕じゃない事が僕にとっての素敵で 僕を

          [詩]こんな夜を

          言葉が欲しいと願った夜 自分を変えたいと願う心 寄り添う美しさ綺麗さはいらないな 力強く地面踏みしめ  下手でも響く話し言葉で いくつもの夜超えてきた  その頂上が今コレか? ここは通過点って言うけどさ 止まっちまった夜もあるな 先が見えなくて途方に暮れた 夜は何故だか夢を見させた 一縷の望みをかけた願い 朝日はあっけなく砕いていく 眩しすぎたから床にうずくまり 嗚咽まじる溢れる涙こぼれる 人が夢を持つと書いて儚い 地面這いずる俺は汚い もう上るなよ朝日と願うしかない

          [詩]日記

          思いを文字にして残しておいて良かった 本当の正直な気持ちを 誰かに向けた大事な気持ちを書き残したことで 言葉に近いところにとっておけたから その人に会った時に あの時の気持ちにすぐ戻って 淀みなく言葉を伝えられたから あなたが私の何かになってることを あなたのおかげってことを あなたに言えてよかったって このこともまた書き残そう この気持ちもまたそのうち あなたに言えたらいいなと思いながら これは僕のお気に入りの古着屋の店員さんと話していた時にふと思ったことから書きました。

          負け

          負けた 負けた すぐ前にいたアイツに負けた すぐ目の前に捉えていたアイツ 序盤では一度ちぎった だが俺はペースを落とした すぐまた抜かれた まだ前に捉えてはいた 最後の最後に抜くと決め 少しずつ近づく 力を溜める 坂道を登る  下りが来た ここで追いつく ここで仕留める ペースを上げる 背中を捉える あと5メートル 3メートル  ペースが上がる 下りが終わる 登る坂道  足は上がらず 息は乱れて酸素が足りない 頭も上がらない もう止まってしまいたい いやだ やめない 終わらな

          ちいさな意地

          なんとはない話題の一つで 家事の分担について お金は嫁が管理してるとか 洗濯は俺がしてるとか なんかしてる?と聞かれたので 皿洗いだと答えた日から なんだが後には引けなくて 今日もまた洗う 嫌々でも 仕事が終わって夕飯を食べて洗い物しないとなー、「めんどくせーなー」って考えてると毎回このやりとりを思い出しては「しょうがねーからやるか」ってなって皿を洗う毎日を過ごしています。 少し前に友人の結婚式に参加してきまして、終わってから友達だけで集まって二次会をしていた時の話です

          本当に欲しい物

          器用にしたい私と不器用な私 目指してる場所は一緒だけど 私は前者を選んだ 分かったことといえば、私は想像してるより もっと不器用ってこと どうやら上手くいきそうにないからと 手っ取り早いもので代用した 生き方は地続きだから 染み込んだ間に合わせの根性が抜けなくて いつだっていらぬ回り道ばかりになって もっと純粋に 透き通って あなたのことを欲しがっていたのなら あなたが欲しがってたのはいつだって まっすぐに向き合う心 私があなたに見せていたようなのじゃなくて ほん

          水風船

          何もないと思ってたあの頃、 ここじゃない何処かだったら 何処でもいいから行きたいと 本気で思っていた。 この街はそこらじゅうが 私自身のおぞましさや浅はかさ、 恥ずかしさと傲慢さで膨らんだ 黒い水風船で溢れかえっていた。 些細なことの拍子に それは弾け飛び、連鎖し、 中から飛び出した黒い水は濁流となって 私の手足に絡み付いて磔にした。 磔にした私の怯え泣き叫ぶのを見て 黒い水は私の姿かたちをそっくり真似したものを 大量に作り出した。 私そっくりなそれは 歓声とも悲鳴とも