見出し画像

INFJから見た文芸創作界隈④―人間関係&活動総まとめ!



所属してみて

私は学生時代大学では文学部に入り、更に創作系と文学研究の2つのサークルに所属して、更に社会人になってもいくつか別の団体に出入りしていたのですが、いつも「なんかやたら居心地がいいな……」と感じていました。

文学系のサークルには子どもの頃にクラスの中心だったES型がほぼおらず、1番多いのはIN型です。EN型、IS型もそこそこいます。
新歓期は終わってしまいましたが、学生さんで入部を迷っている人は1度は見に行ってみるといいかも知れません。個人主義なので途中入部しても途中退部してもそこまで気にされないと思う。

「文芸創作の世界は変わった人が多い」というのは×NFP/×NTPのことで、
「文芸創作の世界は真面目な人が多い」というのは×NFJ/×NTJのことでしょう、たぶん?

活動における各タイプの役割

代表……ENFJもしくはINFJが多い気がする。でも色々。
会計、編集など事務作業……ISFJ、ISTJがやってくれることが多い
イベント系の仕切り……ENFP、ENTP、たまにENTJ?

その恋愛事情


本格的な文芸創作活動をしている団体になるほど、一般的な組織よりも極端に内向型が多いんじゃないかなと思います。貴重な外向型はやっぱりモテます!!その結果、下記のような傾向がみられるため表面的には平和そのものなのに蓋を開けるとどろどろしている。でも付き合いはじめると長続きすることが多い気がします。

・よく知っている身近な人と付き合いたがる(合コンや紹介、アプリは苦手?)
・好きな人ができても周りには秘密にする
・気持ちを打ち明けることができずに数カ月~年単位で悩む
・誰かと付き合い出してもしばらく(あるいは永遠に)秘密にしたがる

活動について

「忌憚ない意見を言う」というコンセプトで本格的な作品批評会をやるサークルに入っていたこともあるのですが、その時に出席するメンバーでけっこう雰囲気が変わったのが印象的でした。
みんなと議論ができて楽しそうなENTPと光の速さで作品内の論理の矛盾を発見してしまったINTPに1時間近く質問攻めにされるという悪夢のような神回もあったりして。

NT型が質問攻めにしてNF型が「もういやだ」と泣き言を言うのがあるあるだったのですが、そうは言っても貴重な機会でしたね。
面白かったのは、無難にまとまった作品であまり意見が出ないような回よりも議論が白熱して作者がキレたり逃亡をはかったりするような回の方が楽しいし、作品も記憶に残るんです。

例えば、フェイクを入れますが恋愛小説の批評会で
「この彼女のどこがいいのか分からない」
「主人公が可愛いという彼女の言動が怖い、パワハラめいている」
という意見が出て作者が「僕の元恋人がモデルなので悪く言うのはやめろ」
とキレ散らかすというまさに神回がありました。
私は作者が好きだった彼女のことをみんなに知ってほしくて、自分も忘れたくなくて作品に残したのかな、文章を書く原動力ってそういうところにあるのかも……と思い、なんか、すごくいいもの見せてくれてありがとう、という気持ちになったりしました。

まとめ

よく文芸は1人でやるものだし、ネットでも発表できるからわざわざサークルに入る必要はないという意見も聞きます。私も別に無理してまで付き合いをする必要はないかなと思います。
でも個人的には周りの人から学んだこともたくさんあり、10年以上付き合いが続いている人も何人かいるので色々なサークルに入ってみて良かったなと感じています。

この記事を書いていて急に思い出したのですが、学生時代は色々な企画をやっていて1人1pとかで全員でリレー小説を書いたこともあります。
当然めちゃくちゃな仕上がりになるのですがP型が書いた奇想天外な展開をJ型がなんとか軌道修正することが多々あり個性が出ていて面白かったな、とか。
あと途中で挫折した小説を各自持ち寄って、続きをどう書けば面白いかみんなで考えよう! という謎の企画があったのですがあれも面白かった。
社会に出るとなかなか全く損得勘定抜きで付き合える人には出会えないですよね……。

今思うと文芸創作界隈では基本的に会話がN型のノリなので、それが居心地の良さの理由だったようです。
恋愛の話とかをしていると最終的に「愛と恋の違いは何か?」みたいな抽象的な話になっても誰も引かずに「愛とは~」と持論を披露してくれたり。
「うちの大学の中で戦争が起こったらどこの学部が勝つか?」みたいな1ミリも地に足が着いてない議論が白熱したりして。(多分理学部のバイオテロが強いだろうという結論になった)

そういえば、文学系サークルって学生団体であってもバカ騒ぎするような飲み会は見たことがないし、みんな静かに喋るのが好きな気がします。
多分N型が多いぶん表面的なノリとか薄い話は嫌いなんだと思う。盛り上がるのは作家論、恋愛の話、そこから始まる抽象的な議論ですね。

noteも広い意味では文芸創作界隈かな?
せっかく知り合った方とも記事を読ませていただいたり、お互い負担にならない程度に細々と交流していければ嬉しいなと思っています。
もしや①~④までお読みいただいた方もいるのでしょうか。ここまでお付き合いいただきありがとうございました。


いいなと思ったら応援しよう!