地球人類レベルでの大東亜共栄圏とか、五族協和とか
地球のため、全人類、夜は戒厳令(127)
「地球人類レベルでの大東亜共栄圏とか、五族協和とか」
9月13日読売新聞夕刊の日本史アップデートに大東亜共栄圏についての解説があった。
人類はいろいろな技術を発達させ、地球の量的限界・機能的限界を脅かし、地球を温暖化させ、気候変動まで事を悪化させた。
解決には地球レベルでの協力に基づく対策が必須であり、ワンチームならぬ、ワン・アースが必要だ。
その意味でも大東亜共栄圏や五族協和のような思考が地球レベルで共有されなければならない。
大東亜共栄圏というものが、こういうものだとわかる部分を僭越ながら抜粋する。
●エリア内での経済的自給をめざした圏域
●日本、満州、中国の強い結合を基礎に自給自足体制の確立を目指す「大東亜新秩序」
●(マンガの部分から)「原住民を帝国主義の圧迫から解放し 彼らを奴隷として扱う代わりに 兄弟として可愛がり彼らと共存共栄の関係を結んでいこうというのである!」
これを東アジアや東南アジアに限った話にするのではなく、地球レベルで共栄圏を築き共存共栄する。
共存共栄するのであるから量的限界を度外視する取った者勝ち的発想は許されることなく、勝ち取るための戦争もなくなる。
となれば、過剰な経済も必要なくなり、地球の有り様を観測しながらの暮らし・経済の組み立ても可能になる。
五族協和も参考にしたい。
私は不勉強ゆえ、この言葉をつい最近まで知らなかった。
五木寛之「青春の門 第九部 漂流篇」を読んで、はじめて知った。
この部分には付箋をつけてあり、ときどき、ここだけ開いて読んでいる。
「五族協和、おれはその言葉に深く共鳴したんだよ」
満州にはさまざまな民族が住んでいる。満州族、モンゴル族、漢族、朝鮮族、ロシア人、そして日本人も少なからずいた。北の方にはブリヤート人も、ヤクート人もいた。五族協和とは、それらの多民族が平等な権利のもとに協調して暮らすことだ。そして人種や出自にとらわれない東洋の新天地を築く。
アジアの一角に、世界に類をみない協和国をつくるのだ。そのために日本人として献身的に活動する。
東洋の新天地もアジアの一角も地球全部になる。
そうでもしなければ、おそらく資本主義経済戦争で人類が自滅するか、地球が壊れるかだ。