【蔵出し編】昔出会った器をゴソゴソと④
スクッとたたずむ、男前な母作家の作品。
えー前回ハンドメイドフェスでの
私の購入品紹介記事はまったく♡が伸びず、
人気がなかったようで。w
ま、ジジイの個人的な趣味趣向なんて
見ても仕方ないですかね?
けど、陶器だって嗜好品なんやけどなぁ?w
では気を取り直して…。
こちらは作家さんも作品もよく覚えています。
よーくお会いしますので、笠間で。
しかも特徴的なのが、ご主人と息子さんと、
ご家族で出店していらっしゃる、という点。
三者三様、みなさんそれぞれに
個性的かつ魅力的ですので、
おいおいご紹介できればと思いますが。
まずはお母さま、須藤陽子さんの作品から。
大卒料理人の一皿にも似た主観と客観の妙。
とにかくきれいでしょ?
もうこれは文句なしに、誰が見ても。
この作品を見てあーだのこーだの、
言える人なんている?ぐらいに。w
ハイヒールを履いたように脚長な、
高台の抽象的かつクリアなデザイン。
そして上の呑み口の縁を黄色く、
下の高台の近くをほんのり青く、
暁の空を反転させたように染めた意匠。
完璧すぎて言葉がございません。
しかもただきれいなだけじゃなく、
きちんと陽子さん(ご家族と混同しない
ようにあえてこう呼ばせていただきます)
らしさが表現されているところ。
そこがまた素晴らしい。
この方、なーんか地頭良さそーだなー
と思ってご経歴を眺めてみると慶大卒。
別に学歴偏重主義ではないですが、
だろーなーと感心しきり。
たまに大卒から料理の道に入った
異色の料理人の方のお皿を眺めると、
どこかが、なにかが一味違う。
それに似た印象を受けました。
どう言えばいいのか、感情に流されすぎず、
かといって計算ずくのわけでもなく。
直感と客観、それを少し俯瞰から、
背筋を伸ばして眺めている。
男前な作風、といえばよいのでしょうか。
女流作家らしからぬ仕上がりだなーと、
ジェンハラ的にアウトな表現しか
できない私をお許しください。w
陽子さんの陶板を飾れる人に、私もなりたい。
陽子さんは陶板など、
陶器以外の作品にも精力的で。
これがまたかっこいいんですよ、実に。
しかもかっこいいのにあたたかい。
抽象っぽいのにほっこりする。
素敵すぎますよねー、なんだか。
おしゃれなお家やお店に飾ってあれば
さぞかしバエルだろーなーと、
おしゃれじゃないお家の主としては
やるせない気持ちになるしかないのですが。w
いつかリフォームされた我が家に
陽子さんの陶板を飾れる日が来ることを
ほぼ無理だとは理解しつつ、
願うぐらいは許してください。
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