【蔵出し編】昔出会った器をゴソゴソと⑭
パズーの村で拾った器、ではないけれど。
この歳になると、一口に風邪と言っても
そう簡単に治るもんじゃないんだな、
ということを改めて知らされました。
普段あまり病気しない人なので
なおのこと、ですが。
結局発熱が収まるまで一週間、
咳に至ってはまだ引きずっています。
ほんと、歳を取るってイヤだわぁー。w
ということで、だいたいここまで
週2のペースで記事を書いてきたのですが、
まるっと1週間ほど空いてしまいました。
もし期待していただいていた方が
いらしたらすみませんでした。
いなけりゃ別にいいんですけどね。w
ま、ジジイの予後報告はさておき、
今日の作品ですが。
以前一度ご紹介したことのある、
CRAFT BORO✕BOROさんの作品です。
今回も前回同様BORO2さんでいきましょうか。
前回はユニット名?窯の名前?なんて
テキトーなことを言ってましたが、
少し調べれば横田篤徳さん、小坂裕美さんの
ユニット名であることはわかっただろうに、と、
我ながら自分のいい加減さにゲンナリ。w
ただま、これは仕事じゃないのでね。
ぼちぼちいきましょ、ぼちぼちと。
風邪を治すのと同じですな。w
歪んだ2つの世界をつなぎ合わせるように。
そういえば昨日、ラピュタ、やってましたね。
もう何度観ているんでしょう、あれ。
かれこれ40年近く前の映画なんですよねー。
私も歳を取るわけです。w
あのスチームパンクな世界観に浸ったあとに
この作品を眺めると感慨もひとしお。
よくもまぁここまでサビサビの
外観に仕上げたもんだなと。
あの肝の座ったドーラですら驚くほどに。w
どうやら刷毛で何度も色を塗り重ねて
いるようですね、この独特の色合いは。
となると、やはりランドやシーのエイジングと
同じ手法、ということですよね。
とにかく、何度見ても感心させられます。
そして今回の作品のハイライトはその造形。
呑み口と高台は丸いのですが、
その中間付近は歪に変形しており、
何通りもの楕円を組み合わせたような形に。
画像では分かりづらいのですが、
器の内側にその特徴がよく現れています。
また外側では大きな段差が波打つように周回。
その境界にはペタペタと丸いスタンプが
押されており、ぐるりとブルーに彩色。
強引に2つの異素材を、あるいは異世界を、
ひとつに融合させたことを表すかのように、
縫合痕のような意匠まで描かれています。
彼らの作品には、なにかしらの
ストーリーが込められているんでしょうね。
そしてその方向性が一貫している。
だからこそデザインは違えど、
いつもBORO2さんらしさがブンブン香る。
そういうことなのかもしれません。
子どもや孫も使う、ジブリのような存在に。
器の高さは約70mm。
標準的なBORO2さんサイズです。
ご紹介するのはこれで2つ目ですが、
関西の自宅にはもう1つ、いや2つ?ぐらい
あったような気がします。
何個あるねんな、まったく。w
ということは、私はもちろん、
子どもを含めて家族が愛用している器、
とも言い換えられます。
まだ孫はいないんですけどね。w
彼らの独特のストーリーにいつまで、
どこまで魅了されるんでしょうね、我が家は。
ジブリ作品と同じように、
ずっと長いお付き合いになるのでしょうか。
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